大谷翔平と結んだプロスポーツ史上最高10年総額7億ドルの契約。その資金はどこから生まれ、投資の効果をどのように見積もっているのか。
ソトは今オフのFAの最大の目玉で、昨年ドジャースの大谷翔平投手(30)が結んだプロスポーツ史上最高の10年7億ドル(約1064億円)超えを果たすか注目されている。
大谷翔平選手がドジャースと結んだ7億ドルの契約は、FRBの金融政策と関係している。
最終的に大谷が受け取る金額の総額は7億ドルに変わりはありませんが、ドジャースからすると支払方法の違いで『山本由伸』をも獲得できるくらいの違いが生まれるのです。
さらに、ドジャースが大谷に支払う給料は当初200万ドルで済むのですから、大谷効果での球団の売上アップによる投資効果は計り知れません。「17」のユニホームも既に史上最高の売上を記録している様子。
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大谷が提案した内容は、年俸の97%(ほぼ全額)を10年後に先送りするというもの。
当初10年間は年200万ドルを受け取り、その後の10年間で年6800万ドルを受け取ることになります。
これは7億ドルを10年間に分割することによって、今すぐ7億ドル受け取るより、その価値が1億3300万ドル下がったことを意味します。
(※単純化して計算していますので、実際とは異なります。)
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そうすると、10年総額7億ドルの契約の現在価値は、下記のグラフの通り『約5億6700万ドル』となりました。
同サイトによると、米スポーツサイト、アスレチックのブリタニー・ギロリ記者は「ソトがFAで大谷翔平の7億ドルの契約を上回ることは、現時点では『夢物語のようだ』という」とバッサリ。ただ、「ソトが多額の(年俸の)繰り延べ金を受け入れるつもりなら不可能ではない」と指摘した。
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そんな中、ソトが大谷の7億ドルに匹敵する契約金を結ぶとの見方が強まっている。しかし、ドーシー記者は「5億ドル以上であることは理解しているし、最終的には5億6000万ドルから5億8000万ドルの間になると思う。だが、6億ドル以上になるという考えは間違っている。ドジャースは今季、翔平に今後20年間で支払う予定の金額とほぼ同額の大金を稼いだ」とし、「ソトが5億7500万ドルや5億8000万ドルというのは理解できるが、7億ドルに近いとは思えない。仮に、どこかの球団がみんなを出し抜いて6億ドルを提示すると言ったとしよう。しかし、マーケティングや世界展開という点で、彼らが同じ状況に近づくとは到底思えないんだ」と述べ、能力面だけでなくマーケティング面でも大きな違いがあることを指摘している。
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【了】
”ドジャース入りで合意した大谷翔平投手の10年総額7億ドル(約1020億円)の契約詳細が明らかになった。米メディア「ジ・アスレチック」など複数の米メディアによると、年平均の年俸7000万ドル(約102億3000万円)のうち、6800万ドル(約99億4000万円)の支払いを延期。つまり実質、年俸200万ドル(約2億9000万円)で来季から2033年まで臨むという。”
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狭いプロスポーツの世界では、100万ドルが大金とみなされなくなって久しい。とはいえさすがに7億ドルともなれば、それは紛れもなく大金だ。
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79年、ヒューストン・アストロズは投手のノーラン・ライアンと、当時としては驚愕(きょうがく)だった4年間で450万ドルの契約を交わした。これでライアンは野球史上初めて、1シーズンで100万ドル以上を稼ぐ選手になった。当時のボストン・グローブ紙の風刺を利かせたコラムの中で、作家のリー・モントビル氏はある架空の会話を記している。そこでは高校の進路指導教員が、非常に出来のいい生徒に野球界でキャリアを追求するよう勧めている。
エンゼルスからFAになっていた大谷翔平投手(29)のドジャースとの10年7億ドルの契約を受けて、米各メディアがいかに破天荒な額かを報じた。
選手の給与が過去1世紀でどれだけ暴騰したかについて一例を挙げると、現在の米大統領の給与40万ドルは、来季大リーグの最低給与74万ドルの半分をようやく超える程度だ。
昨年12月に大谷翔平選手との大型契約が報じられたロサンゼルス・ドジャース。その契約金額は10年で総額7億ドル—
同紙は「ソトの大型契約後、MLBで10億ドルの契約を結ぶ選手は現れるか?おそらく、すぐには無理だろう」とし、大谷のような二刀流かつ野球界のユニコーンと呼ばれるような選手、もしくはソトのように比較的若い年齢でFAになるスター選手が現れるのは、当分先になると予想している。
大谷の契約額7億ドル超えの可能性も? フアン・ソトの移籍先・契約額をめぐる現地最新情報まとめ
ソトの契約金が7億6500万ドルに至った理由の一つに年齢とタイミングがある。ソトは16歳でワシントン・ナショナルズとプロ契約を結び、19歳でメジャーリーグデビューを果たしている。2022シーズン終了後にはナショナルズから15年総額4億4000万ドルのオファーを受け取ったが、それを断り、将来FAになった時の巨額契約に賭けた。FA権を獲得するにはメジャーリーグで6年間プレーしておく必要があり、26歳でFA市場に出ることは非常に稀である。そのタイミングが今オフに訪れたことで、破格の巨額契約が実現することになった。
【大谷翔平】米メディア「ドジャース7億ドル格安だった | Facebook
昨季オフには、大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1063億円)の超大型契約を結び、メジャー史上最高額を更新したことで大きな話題を呼んだ。それから約1年後、今度はソトが後払い無しでスポーツ史上最高額の契約金を手にしている。この結果、同紙は「しばらくの間、7億6500万ドルの契約が球界の標準になるかもしれない」との見解を示しつつ、将来的には「10億ドルに迫る契約が実現することは不可能ではない」と伝え、驚異的な契約を結ぶ選手が現れることを予想した。
ドジャース・大谷 7億ドルのうち6億8000万ドルが後払いと判明
それはドジャースとの契約で大谷が選択したアプローチだ。大谷の契約は正式には10年7億ドルだが、そのうち6億8000万ドル(約1033億円)は契約満了まで繰り延べられ、2034年から43年まで毎年6800万ドル(約103億3000万円)が支払われる。
大谷翔平がドジャース入団発表、北米史上最高10年7億ドルで契約
スポーツ・イラストレイテッド誌に寄稿するスポーツライター、トム・バードゥッチ氏が書いているように、大谷は「付随的な収入とブランド価値によって最大年2500万ドルのリターンをもたらす可能性がある。ライバルチームのオーナーがそう試算している」。
大谷翔平、MLB史上最高の10年総額7億ドルでドジャースと契約
ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)になった26歳のフアン・ソト外野手が、ニューヨーク・メッツと15年総額7億6500万ドル(約1161億円)の巨額契約を結ぶことで契約合意に至った。これでも十分高額だが、将来的には10億ドル(約1518億円)の選手が現れる可能性があると、米紙『テレグラフ』が報じている。
10年間7億ドルでドジャース移籍へ 北米プロスポーツ史上最高額
またスポーツサイトのザ・リンガーが指摘するように、後払いは大谷を今後の巨額の税金から救う可能性がある。というのもカリフォルニア州は大金が手に入る際に最も重い税負担がかかる州なので、仮に大谷が契約終了後同州に住まなければ、後払いの6800万ドルは高い州所得税の対象から外れる公算が大きい。
[7億ドルの“資金源”]破格の契約を可能にした親会社の算段と実態
しかし、CNNを含む複数のメディアが今週報じたように、大谷は年俸7000万ドルのうち6800万ドルを後払いで受け取ることに合意。これによりドジャースは短期的な財政上の痛手を著しく低減できる。スポーツ専門局ESPNによると、チームの戦力均衡税(贅沢<ぜいたく>税)を計算に入れた大谷の年俸はざっと4600万ドル。チームに対しては後払いとなる分の支払いを現在の価値に割り戻すことが義務付けられているため、割り戻した後払い分の金額約4400万ドルに契約期間中の実支払年俸200万ドルを足した4600万ドルが平均年俸となる仕組みだ。スポーツサイト、ジ・アスレティックの報道によると、後払いとなる金額は34~43年、無利子で支払われる。
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確かに大谷は来シーズン、投手としては稼働しない。9月に肘(ひじ)の手術を受けたからだ。それでも本人の計画では、2025年にはマウンドへ戻ってくる。つまりドジャースは実質的に、2人のスター選手を一度に獲得することになる。野球界の真の至宝を。24年野球界の(大谷以下の)年俸上位を見ると、テキサス・レンジャーズのマックス・シャーザー、ヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダーが共に4330万ドルで投手部門の首位に立つ。一方、打者ではヤンキースのスラッガー、アーロン・ジャッジが先頭を行く。米データサイトのスポトラックが明らかにした。投打で活躍する大谷の年俸7000万ドルは、本人の市場価値を反映している。本質的にドジャースは、大谷のそれぞれの技術に年3500万ドルずつ支払う計算になる。
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球団が払う年俸は200万ドル(約3億400万円)だが、MLBは大谷のぜい沢税の対象となる年俸を4600万ドル(約70億円)に認定。2021年12月にメッツと契約したマックス・シャーザーの4330万ドル(約66億円)を上回りメジャー最高年俸だ。
エンゼルスからドジャースへの移籍を発表した大谷翔平選手。去就だけではなく、その驚くべき契約額にも注目が集まっています。
元・現スポーツ選手全体で、最も多くの収入を上げたのは「バスケットボールの皇帝」マイケル・ジョーダンだ。ジョーダンは2022年までに33億ドルを稼いだ。ジョーダンの次にはタイガー・ウッズ(25億ドル)、アーノルド・パーマー(17億ドル)、ジャック・ニクラス(16億3000万ドル、以上スポルティコ推定値)らゴルフ選手が後に続く。彼らの収入を考えると、大谷の「10年間7億ドルの契約」はそれほど大きくみえない。しかし、彼が誘発する経済効果は無視できない。