ドルの価値はアメリカの政治や経済の動向に密接に関連しています。


が公開する店頭外国為替証拠金取引月次出来高の通貨ペア取引金額(2023年11月時点)では、ドル円・ポンド円に次いで豪ドル円が第3位となっています。


【2024年前半】豪ドル円(AUD/JPY)の今後の見通し・予想

2003年~2023年の過去20年間、豪ドル円はどのような要因によって推移してきたのか、以下で詳しく見ていきましょう。

為替相場は金利差によって大きく影響されるので、豪米国債利回り差も確認しておくと良いでしょう。
以下は、豪ドル円と豪米国債利回り差の値動きを比較したチャートです。

長期的な為替レートの水準として参照される「購買力平価(PPP)」と比べると、足下の市場実勢レートは3割強円安方向で推移している。

鉄鉱石や原油が上昇すると、豪ドル円も上昇しており相関関係が見られます。
資源の価値が上昇すれば豪ドルにも追い風となるので、コモディティ市場にも注目しておくと良いでしょう。


以上、外貨建て保険は円安と円高どっちで加入したほうが得かについて見てきました。

円安がドル建て保険に与える影響 · 解約返戻金・保険金が増える · 保険料は高くなる.

以下は、豪ドル円とコモディティ(原油・鉄鉱石)の値動きを比較したチャートです。

これにより、約101円(2008年7月時点)で推移していた豪ドル円ですが、約57円(2009年1月時点)まで下落してしまいます。

【2024年7月30日】重要指標ラッシュ!豪ドル/円には要 ..

外貨建て保険は、円高のときに加入して円安になったときに受け取るのがよいと紹介しましたが、それが狙ってできれば苦労はありませんよね。

外貨建て保険は米ドルと豪ドルのどっちがいいのでしょうか?世界基軸通貨となる米ドルと、今後5年間期待できるといわれる豪ドルの比較や今後の見通しを解説します。特徴やリスクについても、それぞれ解説します。


米大統領選挙、トランプ氏再選ならドル高・円安へ ― インフレ再燃や財政赤字拡大への懸念の高まりで1ドル165円も ― ..

オーストラリアの輸出・輸入割合は中国がトップであり、経済面において深い結びつきがあります。
以下は、豪ドル円と香港ハンセン指数(HSI)の値動きを比較したチャートです。

その後に円高が進み1米ドル100円になったときに解約すると、10,000 ..

これを見ると、11月18日の陽線の出現確率がユーロ/円とユーロ/豪ドルで71%、ユーロ/カナダドルで76%と高く、19日もユーロ/カナダドルで84%、ユーロ/米ドルで75%、ユーロ/英ポンドで73%と高くなっているので、しておきましょう。

為替レート:1ドル=110円購入ドル数:10,000円÷110円/ドル=90.91ドル

同じ100ドルの保険でも、1ドル=100円の円高の場合は1万円で加入できるのに対し、1ドル=150円の円安の場合は1万5000円かかってしまいます。よって、外貨建て保険に加入するなら円高が得です。

オーストラリア・ドルから日本円への為替レート。AUD/JPYの両替

これにより、約94円(2015年6月時点)で推移していた豪ドル円ですが、約76円(2016年6月時点)まで下落してしまいます。

円安・円高で投資すべき商品は変わる? つみたてNISAをはじめるなら

たとえば、豪ドルの金利が10%、日本円の金利が0%とします。
1年間100万円を運用すると、豪ドルは110万円に増えますが、日本円は100万円のままです。
ほとんどの方は、豪ドルで運用をしたいと考えるでしょう。
金利差の拡大が続けば、更に豪ドルへ資金が集まりやすくなります。
日本円を売って豪ドルを買うという行為が増え、その結果、2023年のような豪ドル高円安が発生するのです。

ドル円予想 | 植田日銀総裁の講演待ち | 今日のアナリストレポート

反対に、18日の陽線の出現確率は米ドル/円とユーロ/円で71%、英ポンド/円とニュージーランドドル/円で76%と高くなっていて、「円安」のアノマリーがあります。

東京市場のドルは157円台で推移、植田日銀総裁の余波は弱く一段の円安は回避か(24/12/25)

豪ドルは先進国通貨でありながら資源国通貨の側面をあわせ持つ通貨です。資源価格が上昇すると豪ドル相場も上昇する傾向があります。
オーストラリアは歴史的に先進諸国の中ではインフレ率が高くなりがちなことから、金利も他の先進諸国よりも高くなる傾向があります。そのため、世界的に政治・経済が安定している時には金利狙いの資金が集まりやすく、豪ドルも高くなる傾向がある一方、突発的な混乱が生じると、一気に資金が流出して豪ドル安となることもあります。
米ドルやユーロなどと比べると、市場規模が小さいため、投資資金の移動が始まると一方的な動きとなりやすい特性もあります。また値幅も非常に大きく、変動のスピードも速くなることが多いため、余裕をもった投資を心掛けることが必要でしょう。

ドル円相場、プロの予想割れる 2025年は138円から160円まで

これを見ると、11月12日の陽線の出現確率が米ドル/円で19%、ユーロ/円、英ポンド/円、カナダドル/円、スイスフラン/円で21%と低く、「円高」のアノマリーが確認できます。

・1ドル=100円の場合(円高)…100ドル=1万円

先進国の中では歴史的に金利が高い通貨ですので、金利動向には敏感に反応します。またRBA総裁などの金融当局者や、政府閣僚などから、為替水準に関する発言が比較的多くあり、その内容が市場で注目されます。高金利を背景に投資対象として見られることが多いことから、世界が政治的、経済的に安定している時には豪ドル高になりやすく、反対に混乱すると豪ドル安になりやすい性質があります。
現在は輸出主導型から内需中心の経済へ移行しつつありますが、それでも豊富な天然資源や食料品の輸出は盛んです。したがって、世界的な景気に影響を受けることはもちろん、貿易相手として輸出入ともに第1位の中国の景気に左右されるため、自国の経済指標と同様に中国の経済指標も豪ドル相場に大きく影響します。また資源国通貨の側面もあることから、原油・鉄鉱石・金など資源価格の変動も、豪ドル相場を動かす要因となり、商品市況の動きにも注意する必要があります。

豪ドル円は、日本国内で第3位の取引量を誇ります。

たとえば、保険料が100ドルの外貨建て保険に入るとしましょう。ドルと円の為替レートがいくらであろうと、この外貨建て保険は100ドルです。しかし、日本円に換算したときの金額は、為替レートが円安か円高かで変わってきます。

豪ドル円の価格変動要因は、主に以下の5つです。

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個人にとって不利益が多いのは円高・円安どっちですか?

豪ドル相場は、BRICsなどの新興国が台頭し、米国経済も好調だった2006年から2007年にかけて、資源輸出が大きく拡大し経常黒字が増加したことに加え、世界経済が安定的に推移したことも手伝って1豪ドル=80円台から107円台まで大きく上昇しました。
2008年9月にリーマンショックが発生すると、投資資金が一気に流出し1豪ドル=101円台から50円台まで急落しました。世界経済の混乱が豪ドル相場に悪影響を与える典型的な動きでした。しかし中国が大型景気対策を講じると、資源輸出の回復期待から豪ドルは反発へ転じ2010年4月には1豪ドル=88円付近まで上昇しました。さらにアベノミクスによる全般的な円安が始まると2013年4月には1豪ドル=105円台まで上昇しました。しかし2015年に入ると、関係の深い中国経済の減速や急激な原油安 (商品市況安) から豪ドル安となり、2016年6月には1豪ドル=72円台まで下落しました。
2020年初めから新型コロナの拡大によるリスク回避の動きが広がると、1豪ドル=80円付近から60円割れまで急落しました。しかし世界的な景気回復が始まると反発、エネルギーを中心とした資源価格の急騰も後押しとなって、1豪ドル=85円台まで反発した後、1豪ドル=80円付近を中心とした値動きとなりました。
2022年に入って、オーストラリアを含む各国の利上げが始まりましたが、日本が異次元緩和政策を維持したことから全般的な円安の動きとなって2022年9月に1豪ドル=98円台まで上昇しました。その後円相場が反発すると2023年に1豪ドル=86円付近まで下落する場面もありましたが、日経平均株価が40,000円乗せまで上昇する中、再び円売りが優勢となって2024年4月、豪ドルは約10年ぶりに100円台に乗せました。この間、日銀が2024年3月に2013年から続けてきた異次元緩和を終了し、約17年ぶりとなる利上げを決定しましたが、植田日銀総裁が「緩和的な金融政策を継続することが大切」などとしたことから円高の動きにはつながりませんでした。しかしRBAが2024年6月に追加利上げを排除しないと表明したことから、1豪ドル=105円後半と約17年ぶりの高値まで上昇しました。
ユーロ圏をはじめ主要国が金利引き下げサイクルに移行する中、オーストラリアが追加利上げをしたり、利下げ開始時期がさらに先送りされたりすると、豪ドルは一段と上昇すると考えられています。

外貨建て保険に入るなら円安と円高、どっちがいいのでしょうか。

外貨建て保険のメリットとしてよく紹介されるのが、外貨建て保険は、円建ての保険と同様に、生命保険料控除の対象という点です。年末調整や確定申告で手続きすると、所得を差し引くことができるため、所得税や住民税の負担を軽くすることができます。

豪ドル高・円安の少し気になること

マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用 新NISA対応改訂版』(宝島社)など書籍90冊、著書累計160万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。