獣医師が解説! 犬の誤飲・誤食の症状と対処法 危険物チェックリスト
人間用の薬の誤飲では、次のような治療が考えられます。
ただし薬の種類や、飲んでからの時間、犬の状態によって治療方法は異なります。
過去の記事では腫瘍や誤飲誤食について解説しています。 ・犬と猫の固形物の誤飲について ・腫瘍の記事はこちらから探すことができます
食物アレルギーの場合は、「アレルゲン除去食」といっての原因物質が入っていない食事に切り替えます。
また、動物病院で低アレルギー食が処方されることもあり、この場合は他の食品を与えないよう徹底する必要があります
アレルギーの場合は、を駆除することが重要です。
の駆除にはスポットタイプの薬(フロントラインなど)が使われます。
慢性的に投与すると、少量でも消化器に症状が起きることがわかっています。
3mg/kgを1日おきに連続して6週間投与したところ、犬は胃潰瘍になり穴が開いて死亡したという症例がありました。
175mg/kgでは、を生じ、400㎎/kgでけいれんを起こしたり、昏睡(こんすい)になったりするという報告もあります。
愛犬の誤飲の症状や予防法について詳しくは、「犬が誤飲した! ..
これらの食材や物質は、犬の健康に悪影響を与える可能性があるため、絶対に与えないようにしましょう。犬がこれらの食材を誤って摂取した場合は、速やかに獣医師に連絡し、適切な処置を行う必要があります。
の治療の基本は原因を除去することです。
アトピー性皮膚炎の場合、原因となる環境物質を除去することが重要です。
また、アトピー性皮膚炎は、症状の出る時期に季節性が見られることがあり、よくなったりぶり返したりを繰り返し、慢性経過をたどることが多いです。
これらを確認の上、犬や猫に与えたり誤飲させたりしないよう注意してください。 ..
健康的というイメージで、野菜や果物を主食とともに、またはおやつとして与えている方は多いと思います。しかし、その中には間違った与え方をするとさまざまな障害を引き起こすものもあるので注意が必要です。
アボカドやブドウ、レーズンは摂取することにより中毒を引き起こします。さつまいもやほうれん草はシュウ酸の含有量が多く、シュウ酸カルシウム尿石症のリスクが高まります。また、じゃがいもなどの根菜類は意外とカロリーが高いということをご存じですか?例えば100gの中サイズのじゃがいも1個のカロリーはおよそ70kcalです。70kcalは、体重4kgの犬の1日に必要なカロリーの20%に相当します。その他にカロリーの高いものは、さつまいも(約130kcal/100g)やおから(約100kcal/100g)などがあります。反対にカロリーの低い野菜には、ブロッコリー(約33kcal/100g)、レタス(約12kcal/100g)、キャベツ(約23kcal/100g)などがあります。ちなみにブロッコリーは一口大で約3kcal、キャベツの千切り一握りで約10kcal程度です。野菜だから大丈夫、と思わず色々なことに注意しながら与えて頂きたいと思います。
血圧の薬のうち、ACE阻害薬は高血圧犬の治療にも用いられることがある薬です。
しかし人間用は犬にとって量が多すぎるため、めまいや低血圧などを生じる危険性があります。
一方、ベータ遮断薬は少量でも悪影響を与え危険です。
嘔吐、吐き気、心拍数の低下などの症状が出ます。
犬が人間の薬を誤飲したときの対処法|死亡する危険のある薬も紹介
犬の食事については、個体の状態や生活ステージに応じて適切に対応することが大切です。成長期の子犬には骨や筋肉の発育に必要な栄養が求められ、成犬や高齢犬にとっては適切な体重管理や関節の健康維持が重要ですので、栄養バランスを考慮した食事が必要です。また、病気によって食欲が低下した場合は栄養補助食品や特別な食事が必要になることもあります。愛犬の状態を把握し、適切な栄養プランを立てる上で、一緒に暮らしているご家族の観察とかかりつけの病院での定期的な健康診断は、欠かせません。食事は日々の積み重ねであり、健康維持において重要な役割を果たします。犬の生活ステージや健康状態に合わせて食事を柔軟に調整することで、愛犬に健康で幸せな生活を送ってもらうことができます。
『異物誤飲』とは食べ物でないものを飲み込んでしまうことです。『異物誤食』『異物誤嚥』と呼ぶこともあります。犬では串・おもちゃ・果物の種・薬・石・布などが多く、好奇心と食欲からか若い犬により多く見られますが、どの年齢でも起こり得ます。
症状として最も多く見られるのは嘔吐です。他に、食欲不振、元気消失、よだれ、下痢、黒色便などがあります。薬を誤飲した場合は、薬品ごとに異なる中毒症状を引き起こします。特によだれがひどい場合、食べてすぐに吐き出す場合、嘔吐物が緑色であったり糞便臭がしたりする場合には注意が必要です。動物の吐く様子は診断の助けになりますから、必ず『どんなものを、どんな時に、どれくらい』吐いたのかを獣医師に伝えて下さい。
嘔吐などの症状が出ている場合、まず異物が原因で起きているのかどうかの診断が重要です。入念な触診の後、レントゲン検査、バリウム検査、超音波検査等、各種画像検査を実施します。石や金属はレントゲンで明らかに映りますが、木・布・プラスチック・ゴムはレントゲンには映りにくいため、若い動物で嘔吐を繰り返す場合は異物誤飲の可能性を常に考えなくてはなりません。
最近では、異物ではなく食べ物を詰まらせるケースが非常に多く、問題となっています。とうもろこしの芯、梅干しや果物の種、ジャーキー、砂肝などが代表的です。ジャーキーや砂肝を丸のみした場合に食道に詰まらせることがあり、よだれや嘔気、食べた直後に吐き出す等の症状で来院されます。食道に詰まったまま放置すると、時間経過とともに食道が穿孔する可能性が高くなり、胸膜炎をおこし、致死的な状態になります。とうもろこしの芯や果物の種の場合、「消化するかも?」と様子を見ているうちに、数日後から糞便臭のする吐物を吐いたりして来院されることがあります。
また、異物が腸に詰まると、腸の中身が通過できなくなり腸閉塞という命にかかわる危険な状態になります。頻回・多量に嘔吐を繰り返し、ぐったりして急速に体調が悪化することが特徴です。時間が経つと腸の閉塞している部分の血液の巡りが悪くなり、最悪の場合、穴が開いてしまうこともあるため緊急手術が必要となります。
いずれの場合も早期に診断されれば予後は良好ですが、全身状態が悪化している場合は検査・診断を急がなければなりません。
人間が気にかけないようなものでも、動物にとっては興味の対象になることがあります。食事の後の不始末や、不適切なおやつのあげ方によって誤飲を引き起こさないよう、ご家族の方は充分ご注意下さい。
犬が痒(かゆ)がっているとアレルギーが心配になります。犬のアレルギー薬や治療法、検査にはどのようなものがあるのでしょうか?
愛犬が薬を誤飲してしまったら、かかりつけの獣医師の指示に従ってください。
今すぐ連れてくるように言われた場合は、飲んだ薬の「薬のパッケージ」「処方箋」も一緒に持って行くようにします。
※2023年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出)
愛犬が薬を「1錠飲んだ」「粉薬を半分くらい舐めた」など、詳細な情報をなるべく具体的に伝えましょう。
第13回 犬の病気 「接触性アレルギー性皮膚炎」 獣医師瀬戸口
目の痛みで考えられる主な病気として、結膜炎・角膜炎・乾性角結膜炎(ドライアイ)・ぶどう膜炎、緑内障などがあります。原因はまつげの異常、外傷や異物、細菌やウイルスなどの感染、免疫異常、機能的構造、先天性など多岐にわたります。生涯点眼が必要な病気や進行すると失明する病気もあるので、愛犬の目が痛そうな時は早めの来院が勧められます。
今回は、皮膚の病気の中から、特定の物質に触れることによりおこる「接触性アレルギー皮膚炎」についてお話したいと思います。 どうして起こるの?
愛犬が誤飲した薬を無理やり吐かせるのは大変危険です。
オキシドールやを飲ませるなどの方法がインターネット上に掲載されていることがありますが、消化器粘膜を荒らしたり、誤嚥(ごえん)といって吐いたものが気管に入ってしまうことがあります。
勝手な判断で無理に吐かせることはやめましょう。
↑ 上のイラストは、犬の食事性アレルギーになりやすい食材の一例です。 ..
留守番中などで、愛犬が誤飲した正確な時間がわからない場合はおよその時間を伝えます。
2023.02.21: 間違いだらけのアレルギー・アトピー検査
愛犬の年齢や性別などの情報も詳しく伝えましょう。
持病の有無も重要な情報です。
2022.08.19: 飲ませ続けてもいい?アポキルの長期服用
以前に比べ排尿の量が増えたと感じる場合は様々な原因が考えられます。糖尿病、腎臓病、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、子宮蓄膿症、尿崩症などがあります。
糖尿病の初期は食欲があるのに痩せていく。進行して糖尿病のケトアシドーシスになると、食欲や元気の低下も起こります。
腎臓病は薄い排尿、食欲低下、元気消失、進行すると、口臭や便秘、下痢、痙攣などを起こします。
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は多飲の他に、多食、皮膚の菲薄化、腹部膨満、左右対称性脱毛などが認められる事があります。
子宮蓄膿症は未避妊の犬で起こる可能性があります。9歳以上の未避妊の3頭に2頭は子宮蓄膿症になるとも言われています。これは避妊手術で予防する事が出来ます。
1位 皮膚炎 · 2位 外耳炎 · 3位 胃腸炎 · 4位 下痢 · 5位 誤飲.
愛犬が薬を誤飲(人間用)してしまったときは、すぐにかかりつけの動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
深夜や休日でかかりつけの動物病院が休診の場合は、救急対応している動物病院に連絡します。
動物病院で獣医師に次のことをなるべく詳しく伝えます。
特定の食べ物に対してアレルギー反応を起こす場合、食物アレルギーと診断されます。 異物誤飲
【参照元】中村篤史「緊急時における中毒の対応および知っておくべき中毒物質」GO-VET (学窓社)issue1 2017 November p.28-
中村篤史「-誤飲への対応、その処置と予防― 犬と猫の誤飲に対する処置~催吐、胃洗浄、内視鏡、それとも?~」CAP May 2013 p.14 –
Sharon Gwaltney-Brant, DVM, PhD, DABVT, DABT, Irina Meadows, DVM, DABT「Toxicology Brief: The 10 most common toxicoses in dogs」Veterinary medicine Mar 01, 2006
ダニやノミ、腫瘍、アレルギーなど、皮膚に現れる症状の原因はさまざまです。 ..
犬の食物アレルギーは、原因となる食物を食べることにより痒(かゆ)み、皮膚の赤み、発疹、下痢・軟便、嘔吐などの症状が出ます。
肉、、などのたんぱく質に反応することが多いです。
犬のくしゃみが多い理由!わざと?それともアレルギーや病気なの?
愛犬が薬を誤飲してしまった場合、まずは、慌てずに対応することが大切です。
抗ヒスタミン薬 | 本郷どうぶつ病院 | 長野県長野市の動物病院
人間用の薬を愛犬が誤飲してしまったらどうすればいいでしょうか?「床に落とした薬を犬がパクリと食べてしまった」「テーブルの上に置いていた薬を愛犬が食べてしまった」など誤飲の危険性は身近にあります。愛犬が人間用の薬を誤飲してしまったときの症状や対処法、応急処置、予防対策などについて詳しく解説します。
人から食べものをもらう習慣がついてしまうと、異物誤飲のリスクも高まります。 ..
犬が誤飲したからといって慌てて自身で出す行為は絶対にしないでください。
犬のアレルギー性皮膚炎の種類や症状、皮膚トラブルが多い犬 ..
犬のアトピー性皮膚炎の原因は、や花粉、ハウスダウトなどの環境物質があります。
遺伝的・体質的にアトピー性皮膚炎になりやすい犬もいるようです。
またアトピー性皮膚炎の犬は、食物アレルギーやノミアレルギー ..
愛犬が薬を誤飲した場合の治療費は、動物病院や犬の状況によって異なります。
入院が必要になったり、深夜や休日料金がかかったりすることもあるので、動物病院で相談をしましょう。
治療費についてですが、をしています。
【参照元】