日経平均一時1100円高、円安も進行 トランプ氏「優勢」思惑で


トヨタ自動車(7203)の例で見てみましょう。
2021年11月時点での第2四半期(2020年4-9月期の実績を基にした)の米ドルの想定レートが107円であったのに対し、決算時の米ドルが110円であったため、営業利益は為替の変動の影響で2,550億円ほど押し上げられています。
ちなみに、この時点での通期の決算時の為替レートの見通しは米ドル110円とされているため、この110円よりも円安が続くと企業の営業利益が上振れる可能性があり、株価は上昇傾向になるというわけです。


「ドル建て日経平均」に着目すると違う景色が見えてくる ? | マネー

このように個々の企業への為替の影響を見るときには、単純に円高・円安を見るのではなく、企業の決算報告などで為替の想定レートを確かめておきましょう。いくらまで円高・円安になると企業の業績予想とかけ離れてしまう=株価に影響があるのかが見えてきますので、ぜひ、企業HPなどで想定レートをチェックすることをおすすめします。

以下の取材記事は金融ライターK氏が執筆したものです。その内容について当社が保証するものではありません。

「日経平均株価」は日本の株式市場を代表する指数のひとつです。過去数十年以上、日本経済の動向や景気の状態を示す指標として、投資家のみならず、多くの人たちに利用されてきました。2024年には史上初となる4万円超えで最高値を更新するなど、「日経平均株価」は、たびたびニュースで取り上げられています。日経平均株価の仕組みや特徴を詳しく知ることで、投資においてどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は日経平均株価を投資に生かす方法について考えてみました。

日経平均株価 一転して終値3200円余値上がり 過去最大の上げ幅 | NHK

朝方に151円台前半だった対ドルも、急速に円安ドル高が進行した。正午までの3時間ほどで約3円も円が下落し、一時154円台に。7月末以来の円安ドル高水準となった。

日経平均株価は、日本を代表する大手新聞社のひとつである日本経済新聞社が、東京プライム市場の中から、市場流動性や業種などのバランスを考慮して選定した225銘柄の株価を使って算出した株価指数です。「日経225」とも呼ばれています。もともとは東京証券取引所が1950年に算出を始めました。日経平均株価と連動する金融商品も多く、その動向は多くの投資家から関心を集めています。日本経済を代表するような大手企業が多く含まれていることから、株式市場や日本経済の行方を予測するうえで重要な指標とされています。

【12月23日(月)東京株式市場】日経平均株価は反発、米国株も期待

そもそも企業の株価は基本的に需給バランスで決まります。買いたい人(需要)が、売りたい人(供給)よりも多くなれば、株価は上昇します。逆に、買いたい人が、売りたい人よりも少なければ、株価は下がります。

業績好調の企業の株価は上昇します。販売商品や提供するサービスの人気が高まり、売れ行きが伸びれば株価は上昇します。逆に社員が事件に巻き込まれたり、販売商品が事故の原因になれば、株価は下落するでしょう。このように企業価値に影響するようなことは、株価変動の直接的な要因です。日経平均株価は上場225社の「平均株価」ですから、構成銘柄の株価変動で、日経平均株価は変動します。

日経平均、一時1300円超下落 対ドル円相場は148円台つける

もうひとつは政治・経済・社会といった企業を取り巻くマクロ環境です。政権交代や政策実施、法改正など政治動向や地域紛争やテロのような国際情勢。天変地異のような自然災害や寒波や熱波のような気候変動などは株価を動かす要因です。

中でも経済的な環境は重要です。景気や物価、金利や為替などの動向は、株式市場全体に大きな影響を与えます。経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の状況を示す経済成長率、消費者物価指数、失業率、インフレ率などの経済指標は、日経平均株価の動きを予測するうえで、重要な判断材料になります。

為替レートの変化と日経平均株価の関係を考えてみます。「円安」になると日本製品は海外で高く売れるので、輸出企業にとって大きなメリットがあります。また、海外からの観光客が増えるので、ホテルや飲食店などサービス業には追い風となります。逆に円高になると原油やガスを輸入するエネルギー産業などでは、原材料費が安くなるので経費が圧縮できます。

一般的に日本は輸出企業が多いので、「円安になると日経平均株価は上昇し、円高になると下落する」と言われています。これは本当でしょうか。2014年4月の最安値を起点に、その後10年間の日経平均株価の動きと、米ドル/円のレートの動きを比較してみました。


日経平均構成企業の負債比率(有利子負債÷純資産)の割合の中央値は ..

一般的に「金利が上がると株価は下がり、金利が下がると株価は上がる」とされています。金利が上昇すると銀行からの借入金の利息の支払いが増えて、企業収益を圧迫したり、さらなる借入を控えたりするようになります。その結果、業績が悪化して株価下落の可能性は高まります。逆に金利が低下すると、銀行への利息の支払いが減るほか、資金調達は容易になり、企業活動が活発になると、業績が向上して株価上昇の可能性は高まります。

株価は上がるのです。 さらに金利が上がると、預貯金や債券などの ..

この日のは、前日終値より203円05銭高の3万8677円95銭で取引を開始。米大統領選の結果を控え、様子見ムードが漂っていたが、開票が進むにつれて日経平均は上げ幅を広げた。

8月上旬に大暴落した日本株市場。9月に入ってからも日経平均株価が1日の間に1000円超の上下を見せる日があり、波乱の展開は続いている。

投資の観点からも、金利と日経平均株価の関係をみてみましょう。金利上昇は銀行預金の金利を上昇させます。金利上昇は株価下落要因なので、株式投資の利回りと銀行預金に預けた場合の利回りの差分はどんどん狭まります。そうなると、リスクを取って株式投資に回していた資金を、定期預金や国債のような他の金融商品に切り替える人が増えてきます。つまり、相対的に株式の人気が下がるので、株価は低下傾向になります。

主要な経済指標で考えてみましょう。経済成長率の上昇は、企業の経済活動が活発化した結果なので、日経平均株価上昇の可能性を示唆しています。失業率の低下は企業が雇用を増やしたことの表れなので、日経平均株価上昇のサインとなるでしょう。またインフレ率の上昇は金利上昇につながるので、日経平均株価には逆風になる可能性があります。経済指標がどのような結果になると好材料になるのか、悪材料になるのかを知っておくと、日経平均株価の動きは予測しやすくなります。

日経平均株価続伸 終値は437円高の3万9568円 · アクティブ型投信、上位占める 先進国株式型1年リターン

「アノマリー(anomaly)」とは日本語で「例外」という意味ですが、金融市場には価格決定メカニズムでは説明できないけれども、経験則として広く認識されている価格の動きや事象があります。いくつか日経平均株価に関するアノマリーをご紹介しましょう。

1)選挙は買い

日経平均437円高 「閑散に売りなし」年末最高値に期待 · スクランブル・フラッシュ. 15:37 更新. Think!

今回の総選挙で話題となったのは「選挙は買い」というアノマリーです。過去17回行われた総選挙で、解散日の前営業日から投開票日の前営業日までの日経平均株価の騰落率が、すべて上昇していたため、「選挙は買い」というアノマリーはかなり知られています。ところが今回の総選挙では、1,023円62銭安で約2.6%の下落となり、「『選挙は買い』というアノマリーが50年ぶりに崩れた」と新聞やテレビで大きく報道されました。しかし、選挙後の3営業日で日経平均株価は反発・続伸、終値で3万9千円を超えて下落分を取り戻しています。

2)辰巳天井

【広木隆氏・2025年株式市場展望】日経平均株価予想:4 ..

2024年は辰年です。辰年の相場には「辰巳(たつみ)天井」という格言があります。それは株価が「卯年から上昇し始め、辰年から巳年にかけて『天井』を付ける」という意味です。確かに卯年の2023年から日経平均株価は上昇し始め、辰年の2024年3月に史上初めて4万円を超えました。その後も株価は3万円台で推移し、巳年の2025年を目前にしています。まず辰年相場は本当に上昇しているのかをみてみましょう。

日経平均株価、上昇へ求む「企業の変化」 円安依存脱却へいざ勝負

ご覧の通り、2000年以外はすべて上昇しています。2024年は10月31日までの10カ月間ですが、年末は株価が上昇する傾向があるので、おそらく2024年も上昇相場で終わるので、5/6という確率で上昇しています。

実際にはどのような経済状況だったのでしょうか。卯年と巳年も含めた3年間で簡単にまとめてみました。

【2025年の日本株】日経平均は4万3000円へ/前半は堅調

さて、辰年となった2024年は日経平均株価が大きく値を上げています。過去60年間のアノマリーに従えば、2025年(巳年)はさらに上昇する可能性が高いのですが、ただ、アノマリーはあくまでも「経験則」です。金融市場の価格決定メカニズムから導きだされた数値ではありませんので、これを実際に判断材料として使うかどうかは慎重に考えましょう。

3)年末は株高

6日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の下落などに圧迫され、1ドル=149円台後半に伸び悩んでいる。

「11月〜12月にかけて日経平均株価は上昇する傾向を示す」というアノマリーもあります。「年末商戦に向けた景気拡大の影響だ」とか、「11月に決算を終えた欧米のヘッジファンドが年末に向けて買い戻すからだ」とかいわれていますが、本当のところはわかりません。ただ、確かに2023年も年末にかけて緩やかに上昇しました。2022年、2021年は横ばいのような結果でしたが、2020年は上昇しています。

日経平均 15:30 米ドル円 04:08 38,701.90 -111.68 156.07 -0.29%

6日ので、は一時、前日終値より1100円超上昇し、3万9000円台半ばをつけた。でドル高が進み、約3カ月ぶりに一時1ドル=154円台をつけたことも、株価の押し上げ要因となっている。で、のが勝利する可能性が高まっているとの思惑が市場で広がっているためとみられる。

「円高イコール株安」なのか 本当にヤバいのは円高とは真逆のアレ

さて、今回は日経平均株価についていろいろと考えてみました。日経平均株価をベンチマークにした金融商品はたくさんありますから、実際に投資してみることが可能です。日経平均株価に連動する投資信託やETF(上場投信)だけでなく、CFDでもできます。

投資信託やETFではなく、CFDで日経平均株価に投資する最大のメリットは、「売り」からでも取引が開始できることでしょう。つまり、日経平均株価が下落傾向にあるときでも、積極的に利益が狙えるというわけです。また、CFDは差金決済ですので、レバレッジを効かせた投資(※5)が可能で、少額からでもスタートできます。日経平均株価の動きに関する情報はご紹介したように、個別株に関する情報よりもかなり豊富でわかりやすく、株式投資の入り口としてはわかりやすいと思います。株式投資に興味を持った方は、まず少額投資で始めてみてはどうでしょうか。

「超円安リスク」と「円急騰シナリオ」 ただ事では済みそうにないドル円の今後.

2015年6月5日、東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=125円台後半をつけ、約13年半ぶりの円安となりました。2012年は1ドルが70円台にまで低迷していましたが、わずか3年で1ドルが50円近くも上昇したのです。それに比例するかのように、3年前は8000円台まで落ち込んでいた日経平均株価が、2015年4月下旬からは約15年ぶりとなる2万円台まで回復しました。

1ドル160円を突破して見に来ました。本当に分かりやすくて感動です。佐々木さん、またお願いします。

為替と日経平均株価には、実は正の相関関係があります。具体的には、円安に振れると株価が上がり、円高に振れると株価が下がるのです。2005年4月から2015年5月までの両者の相関係数を計算すると0.88という数字が出ます。円安になれば日経平均株価が必ず上がるという正の相関があるときは1、まったく相関のないときは0、そして円安になれば株価が必ず下がるという負の相関があるときはマイナス1となります。相関係数が0.88ということは1に近いので、基本的には円安になれば日経平均株価が上がるということが言えます。