Gotchが自費で発行している新聞のことです。※めちゃめちゃお金かかるらしい
後藤 いえいえ、半笑いというのは、パワフルさに圧倒されたということですよ。あと、ミュージシャンがマイクを取って戦うというのは、フィジカルになるということかなとも思ったんです。ペンとノートではなくてマイクだから、これは「発語せよ」みたいなことかなと。書くだけじゃなくて音にして発すること。
「フジロックに政治を持ち込むな」に、アジカンの後藤正文さんら反論
古川 実在しない北海道発のヒップホップ、「ニップノップ」ですね。さっき「半笑い」って言われて、音楽の描かれ方についてのことかと焦った(笑)。
これは、新エネルギー財団っていう、国の機関が出している数字です。だから、私の孫の代には石油はなくなるでしょうね。去年の10月に、IEA(国際エネルギー機構、先進20ヵ国が加盟)が、2006年には過ぎたと発表したんです。このニュースは世界中で大騒ぎになって、どこの国の新聞も取り上げたのに、日本ではどこも取り上げない。日本で話題にしているのは、探求意識のある個人のという状況。エネルギーっていう動きが始まってますけど、資源を持っている国は強いわけですね。そういう国もエネルギー資源を出さないようにしているわけです。あらゆる意味で、エネルギーは社会の基礎ですから、それが高くなったり不足したりするということは経済的に大きな打撃になるわけです。そこでヨーロッパのエネルギー政策としては、そういうことから“renewable energy”、“renewable source”、を利用して維持可能な社会に作っていこうとしているんです。それが普及することによって、今度はサステーナブル、維持する持続可能な社会、地球の埋蔵資源を使わないで発展できるだろうという、そういう社会にしようというのがヨーロッパの考え方です。ヨーロッパでは2020年には、一次エネルギー(電気だけでなく、車、ありとあらゆるエネルギー)の20%をにしようとしています。2040年には世界の一次エネルギーの50%、電気の100%をにしようと動いているんです。そうしないと地球全体が持たない、共倒れしてしまうというのがヨーロッパの考え方で、本気で取り組んでいるんです。それは新しいなんですね
ワイ「アジカンの曲良いよな」敵「でもボーカルの思想が…」←これ
を利用しなければいけない動機は、ふたつあったんです。ひとつは、気候の変動です。もうひとつは、石油の枯渇です。石油、石炭、もそうですが地下資源というのは、人間が掘り起こし続ければいつかはなくなるわけです。今は、世界の人口が約70億です。これが、あと数十年すれば100億を超えると言われている。世界の生活水準もだんだん平均的に上がってきている。アフリカや南米の生活水準も上がると先進国並みのエネルギーが必要になってくるでしょう。そうなれば石油もどんどんなくなっていく。そこで、にシフトしていけば、石油も使わなくなってくるわけです。だから、と言われている石油、石炭、をなるべく使わない方向で考えていかなければいけない。ところが、ここへきて第三の問題まで浮き彫りになってしまった。問題が浮上して、前者2つが隠れつつありますが、ここも忘れてはいけないことです。年間の使用量で考えると、あと37、8年でなくなる計算になるんです。そこまで持たないかもしれません。そういう時代が来るというのに、みなさん非常にのんきに構えていますよね。にしても63年、石炭にしても218年。それくらいしかないんです
人間の歴史が始まって古来から使っていたエネルギーはそれだけなんです。木を切ったり藁を燃やして火を起したり。だから、そういうエネルギーを使うってことは、人間の文化ってことから捉えても理にかなっているわけです。繰り返し使われてきて、地球の環境が保たれてきたわけですから。ところが、石炭や石油を掘り出して、それを燃やすことによってが増えていった。温暖化には様々な異論がありますけど、気候変動っていうのはある程度否定できない事実でしょう。これは、明らかに人間の科学に対する傲慢さというか。日本は経済大国と言われ、発展することが正義だと言われ続け、そこに異論を唱える人がいたとしたら“お前が何を言っているんだ”と言われてしまう。ところが、バブルが弾けくらいから、どうもこれはおかしいと考える人もぼちぼち出てきたんですね。“給料が上がることが、生活が便利になることだけが、本当に幸せなのか”と。でも今でも日本人の7、8割の人が成長妄想というか、成長して国が発展していかなければならないと思っているじゃないですか
これはアジカン ボーカルの政治的思想の発信がめんどくさい うるさい.
古川 これは歴史書なんだと思います。まずこういう歴史が、つまり実際にこういう土地や時間や国々が、膨大な文章、映像、音楽にもできるような世界が存在して、それを僕が三百数十ページに編纂していった。そういうものではないかと。
「NO NUKES Tシャツは着ないで下さい」と言われる現場で、「それでは、また明日」を歌わせてくれて、しかも凄い顔で俺は歌っているわけですが、それを編集で抜いてくれたTVスタッフの皆さん、ありがとうございました。建前として「そういうのやめて下さい」と言いながら、俺らが本当に演奏したい曲を良い形でやらせてくれたのは、とても嬉しかったです。思い込みだったら、前言撤回します(例えば、ただ単に直近のシングル曲だったので、という理由だったとしたら)。笑。これが大人の反逆なのかなって。「◯◯反対!」という前に言いたいこと、そっちのほうがありますから、俺。で、それが解決しないと、何をやっても良くはならないんだろうなと思うのです。この曲の奥底に据えられた、仮想敵としての「冷たさ」のようなもの。それに抗うために、あるいはそれを告発するために、表現というものはあるような気もします。もちろん、関係のないものもあるでしょうけれど。
思想がムリすぎて残念。ライブも行きたくない 昔聴いていたアジカンはもういない ..
同じものがいくつもあるんじゃなくて、場所にあったものをということですね。そうすると、地方でも雇用が生まれるわけですね
古川 自分には言葉しかないですからね。戦場に行って何かするとかじゃなくて、自分が立てる場所で立って、言葉だけでやるしかない。それで人々とか国とか歴史とか何かが動くのなら、言葉をささやかながら出していくしかない。
アジカン / 原発について考えていた2011年 / 「砂の上」 / こんな時に曲を ..
後藤 スケールが途方もない。そして言葉にしかできないことを言葉で実現している。絶対に映像にならないような描写がたくさんあって、読むからこそ想像できる。こういうのが本当の意味で文学なんじゃないか。すごく誠実で野心的です。
政治思想とか政治活動の中での行動言動について物申すならわかるけど、その人自身を死ねとか言うのは違うよねただの悪質な悪口でしかない
古川 沖縄で戦跡や基地を一緒に見て、アジカンのライブも見ましたが、その体験の前ですね。沖縄を見るということになったときにもう、鏡の中で反転された像みたいに北海道が見えてきた。
フジロック、炎上中アーティストが「ガースーやめてよ」政府批判? アジカン後藤とTOSHI-LOWの“替え歌”が物議 · 政治・社会
後藤 古川さんの作品は中身がみっちり詰まっていて、読むのに体力も集中力も要るんですが、気づけばどんどんドライブされて、何時間も読みふけってしまう。読み終えた後、熊がしゃべり始める最後の部分からもう一度読み直して、改めて「うん」と頷きました。こう、胸に迫ってくるものがあるというか、奮い立つものがある。ミュージシャンが武器ではなくマイクを手にして立ち向かう姿が素晴らしいです。それにしても、またすごいものを書くなと半笑いになりましたよ。
モナニュースさん:2024/11/14(木) 01:00:00 ID:mona-news「完全に気分は顧問」静岡県出身の#アジカン ..
そうです。各地域に産業も生まれてくるわけです。ひいて言えば、自治の問題にもなってくるわけです。東京一点集中というのを壊すことにもなってくる。地方に文化が広がっていく可能性が大きくなってくる。これは単なるエネルギーだけの問題じゃないんです。社会のシステムそのものが変わっていく可能性があるんですね
もう政治なんて学ばない方が平和なんやないか? これだけネットで政治拗らせてる奴が嫌な人間ばかりやと本気でそう思ってしまうわ.
どうして、こういう儲かるシステムをみんなが知らないんだろうと。国民一般の認識が非常に低いことを感じて、これはか何かで啓蒙活動をしなければいけないと思ったんです。それで5年前から、『推進協会』っていうのを、何人かの友人でスタートさせたんです。ところが、我々は小さい団体だし声がなかなか届かない。5年前は今よりももっと国民の意識もそちらに向いてなかったですから。“”って言葉すら、行き届いてなかったんですから。“”っていうのは、国際的な概念なんですね。日本では“ソフトエネルギー”とか、“新エネルギー”とか、いろいろと言い方はあるんですが、定義をしないと物事が進まないので、それでヨーロッパでは何回も繰り返し使える、再生が可能だということで、“”となったんです。“renewable energy”というんですけど、これが共通の用語になっているんです。日本はなかなか政府が使わせようとしなかったです。“renewable energy”を訳せば、“新エネルギー”にはならないですから。“renewable energy”ってことは、水力にしても風力しろ太陽光にしろ、私から言わせれば“新エネルギー”ではなくて“旧エネルギー”なんです
最悪のニュースに動揺してほとんど動けずにいました。ここに言葉を綴るかどうかについても逡巡しました。こんなことは許せない。
そりゃ安いですよ。特に私がやっているバイオガスというのは、原料は廃棄物なんですよ。廃棄物っていうのは、処理するときにお金がもらえるんですよ。普通は石油を買って発電するじゃないですか? ところが、我々の場合は逆にお金をもらえるわけです。生ゴミでも家畜糞尿でも処分するのに困るものを、1トン1万円くらいで引き取って、それを使って発電するんです。
書籍『朝からロック』を上梓した後藤正文へのロングインタビュー後編をお届けする。(前編はこちら)
古川 そう、北海道の小説を書き始めたら、アイヌ語は自分の言葉にもう入っている。それは冒頭から自覚して、書くまいとするのではなく、決して嘘を書かないという形に変わった。校正のときに読み返したら、アイヌへの言及はかなり増えたけれどうまく行っていて、ほっとしたし自分が少し誇らしくも思えました。
君繋ファイブエム : ASIAN KUNG-FU GENERATION
ブリッジの「緩慢な輪になって」からのブロッグは映画/コミックのNARUTOの世界感に直結している部分でもありますが、「異端者」を探して叩く風潮は社会全体に蔓延していますよね。「他」に対してとても厳しい空気が社会を満たしています。「体罰」にせよ、「不祥事」にせよ、「いじめ」にせよ、その実際の背景や事情は現場の人しか知らないのに、そういった単純な見出しのもとにイメージを集約して、とりあえず皆で悪者を探しが始まります。それも「ON/OFF」とか、「賛成/反対」とか、答えがふたつしかないやり方なんですね。世の中って、もっと複雑なのに...。それはマスメディアだけではなくて、ネット上のコメント欄やSNSで、他ならぬ一般市民がこぞってやっているわけです。監視し合っているようにも感じます。
ASIAN KUNG-FU GENERATION | アジカン,アジカン | 国内盤 | CD ..
古川 そう、中国より少しだけ多くなる。そのことも作品のポイントの一つです。そして、前から思っていたのは、なぜ一つの領土の中には一つの国しか入れられないのかということ。たとえば、エルサレムをイスラエルとパレスチナの両方の首都に、あの地域全体を二つの国にしちゃってもいいんじゃないか。そういうことを実際にやったらどうなるのか。もしインドと日本が一緒になって、どちらの国もあるとしたらどうなるのか。
アジカン後藤正文さん、ソロ新作は故坂本龍一さんへの「近況報告」
電力会社は日本で10社あるんですけど、独占でしょ。だから、小さな発電者がたくさんできることは面白くないんですよ、独占を犯されることに対して。を完全に否定する側に入ってしまうんですよ。“が一番安い”と言われていますが、実際は安くないんですよ。要するに、“は高いんですよ”と、偽ってお役人や業者が値段を出しているんです。それで一般の人に、“はとても高くて採算が合わないんです。これを採用すれば、みなさんに負担がかかるんですよ”と、言い続けてきたんです
フィールドレコーディングを採り入れ、音楽と思想の境目がどんどん ..
yom yomとは、新潮社のWEB文芸誌です。無料で読める作品(小説、詩、インタビューなど)多数掲載中!
アジカン”こと『ASIAN KUNG-FU GENERATION ..
後藤 境界が溶けた世界を考えてみる。それもやはり、書く人にしかできないことだと思う。日本のラッパーがインド映画に出たり、学校ではインドの言葉も入って三か国語教育が当たり前とか。
ソルファ : ASIAN KUNG-FU GENERATION
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