日経平均前引け 反落 105円安の3万9055円 · 24日 11:30.
年明けから日本株が一段高に向かう動きは、米ドル高・円安とある程度連れたようになっていた。これは海外の投資家が日本株に投資する上で、円安に伴う為替損失を回避する目的から円売りを行ったことが一因と見られてきた。ただ、そうした「日本株高=円安」の連動性が、米ドル高・円安が150円前後まで達したあたりから低下してきたようだ(図表1参照)。
相関9割!日経平均とダウ×ドル/円。年末高と積立投資の本質を考える
円建ての取引高は、2004年の取引開始から順調に増えている。一方、先に取引が開始されたドル建ては、2009年あたりから主役を円建てに奪われ、以降2012年末にかけて取引が低迷した。しかし、2013年に入ったあたりから、取引が盛り返している(図表1)。CMEによれば、両者間でのスプレッド取引の機会が拡大したことが、この背景にある。
日本株式市場の寄付きでの日経平均株価の水準を考える際に、Chicago Mercantile Exchange(CME)で取引される日経平均先物の清算値が参考にされることが多い。これは、日本時間の早朝にCMEの取引が終了する関係から、日本の夜間でのニュースがこの清算値に織り込まれると考えられているためである。
〔マーケットアイ〕株式:日経平均は小幅高、為替に連動して乱高下
スプレッド取引は両者の取引価格の差に注目した取引であるが、この価格差は、ドル建てにおいて、原資産である日経平均株価を表す通貨(円)と支払い通貨(ドル)が異なることに因る。例えば、日経平均株価とドル円レート(1ドル当たりの円)が同方向(「株高・ドル高」、「株安・ドル安」)に動くと見込まれる場合、ドル建てが円建てよりも高く取引される(逆方向の場合は逆)。
今月末に控えたの金融政策決定会合を前に、政策変更の可能性に対する思惑などから足元で為替は円高方向に振れているものの、大谷氏は決算内容が悪くなければ日本株に見直し買いが入り、為替も円安気味で推移するだろうと予測する。
日経平均株価とは?日経平均の動きに投資する方法 · 株価指数レート一覧.
これは、米ドル高・円安がここ数年の円の最安値圏に達したことにより、さらなる円安の余地も限られるとの判断から、海外投資家も為替損失回避の円売り、いわゆる「ヘッジの円売り」を行わず日本株に投資する手法に変更してきた影響ではないか。
証券ジャパン調査情報部の大谷正之部長は、6月の日本株が高値圏にある過程で「海外投資家が日本株を買うために円の売りヘッジをしていた」と指摘。円高に転じた現在は、そうしたヘッジの巻き戻しが起きていると話す。
相関関係が崩れたのは、日経平均の下落に、ドル安・円高が追随しなかったためだが、最近にかけて、日経平均 ..
この直感的な解釈としては、次のようなものが考えられるだろう。先物を買った場合、「株高・ドル高」になれば、株高によって利益が発生し、さらにドル高によってドルの円に対する価値が大きくなる。このため、ドル建ての方が大きな利益を得られると見込まれる。一方、「株安・ドル安」になれば、株安によって損失が発生し、さらにドル安によって円のドルに対する価値が大きくなるため、円建ての方が大きな損失を受けると見込まれる。よって、これらの場合には、ドル建ては円建てよりも有利と考えられ、高く取引される。
また、株価の値動き以上に円安が加速した背景には、海外投資家が為替変動リスクを避ける動きがあったとの見方が市場関係者の間で出ている。6月29日はドル・円が一時1ドル=144円台半ばと2022年11月以来の円安水準に振れたにもかかわらず、日経平均の上昇率はわずか0.1%にとどまった。
日経平均33年11カ月ぶり高値 米株連動に戻った日本株 小河愛実
双方の連動性が失われた理由として、5月以降に日本株が上昇基調を強めたため、年金やファンドが四半期末のリバランス(資産の再配分)を活発化したほか、上場投資信託(ETF)が分配金を捻出するための売りを出すなど株式需給が大きく崩れたことが挙げられる。
[PDF] 日米株価の相似形 ~ドル建て日経平均とダウはぴったり一致~
ここ数年、日経平均株価はドル円レートとセットで論じられることが多いが、このように、両者の関係に対する市場の見方を、CMEにおける二つの日経平均先物の価格から探ることもできる。
ドル/円 : 為替 : スマートチャートプラス : 日経電子版
1に近づくほど同じ方向に動いていることを示す相関係数を見ると、6月後半は円安でも株高につながらなかった状況が一目瞭然だ。日経平均株価とドル・円の係数(25営業日)は同27日に連動性がほぼないゼロ近辺まで低下した。
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「日本株高=円安」の連動は年明け以降に限ったものではなく、2023年春から夏にかけて日本株が一段高に向かった局面でも同じ現象だった(図表2参照)。両者に共通するのは、日本株一段高のリード役を担ったのは海外投資家と見られたことだった。海外投資家からすると、日本株投資を行う上で円安に伴う為替損失リスクという問題が発生する。このため、そのような為替損失リスクを回避する目的で日本株買いと円売りを同時に行うため、「日本株高=円安」の連動になったと考えられた。
円安なら買い、円高なら売りといった日本株と外国為替相場との連動 ..
円安なら買い、円高なら売りといった日本株と外国為替相場との連動性が復活してきた。6月は株価急騰に伴う持ち高調整や決算期末特有の売りで株式需給が緩み、一時的に連動性も失われていたが、かく乱要因が消えた足元では本来の市場環境を取り戻しつつある。
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米ドル高・円安のここ数年のピークは、2022年と2023年に2年連続で記録した151円台だった。最近になって、この間の円の最安値圏近くまで改めて達したことから、さらなる円相場の下落余地にも自ずと限度がありそうだと予想される。そのため、海外投資家が日本株投資の際の「ヘッジの円売り」を縮小し始めており、それが「日本株高=円安」の連動性が低下してきた一因の可能性があるのではないか。
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数カ月ぶりというキーワードさえなければ円安は基本的に歓迎だと伊藤氏は指摘。為替介入で大局的な為替の方向感は変わるわけではないと前置きしながらも、円安恩恵業種に買い注文を入れた後に介入が行われて瞬間的に円高に振れるような事態には「巻き込まれたくないと警戒する投資家心理がある」とみていた。
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2015年6月5日、東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=125円台後半をつけ、約13年半ぶりの円安となりました。2012年は1ドルが70円台にまで低迷していましたが、わずか3年で1ドルが50円近くも上昇したのです。それに比例するかのように、3年前は8000円台まで落ち込んでいた日経平均株価が、2015年4月下旬からは約15年ぶりとなる2万円台まで回復しました。
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野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは「単純に喜べない水準まで円安が達しているということを、足元の日本株の動きは示している」と語る。日経平均は年初から為替と連動しやすい動きとなっていたが、8月以降は米国株の軟調さも加わり、為替が円安であっても単純に株高という連動性は陰りがみえる。
連動が薄まる一方、米株価指数と歩調を合わせる場面が目立っている。根強い売り圧力を背景に、円 ..
海外投資家の取引を反映しているとされるCFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の円ポジションは、先週にかけて売り越し(米ドル買い越し)が12万枚以上に拡大した(図表3参照)。これも、年明け以降の海外投資家による「日本株買い+ヘッジの円売り」の動きと符合しているようにも見える。
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ドル・円相場が1ドル=145円台となった16日の日経平均株価は、終値で急反落して472円安となった。17日朝のドル・円相場は1ドル=146円台前半と、昨年9月に円買い介入が行われた水準を超えてドル高・円安が進んでいる半面、日本株は続落して始まった。
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為替と日経平均株価には、実は正の相関関係があります。具体的には、円安に振れると株価が上がり、円高に振れると株価が下がるのです。2005年4月から2015年5月までの両者の相関係数を計算すると0.88という数字が出ます。円安になれば日経平均株価が必ず上がるという正の相関があるときは1、まったく相関のないときは0、そして円安になれば株価が必ず下がるという負の相関があるときはマイナス1となります。相関係数が0.88ということは1に近いので、基本的には円安になれば日経平均株価が上がるということが言えます。
一つは、投機筋が日本株を買い直す過程で、PERの拡大と小幅な円安が同時に実現するケースである
外国為替市場でドル・円相場が1ドル=146円台に突入する円安が進行しながらも、日本株は上値が重い状況となっている。企業業績の押し上げにつながる円安は歓迎されやすいものの、介入による円高懸念から素直に好感しきれない状況ともなっている。
円安加速、「過度な変動」の警戒エリアに突入(FXストラテジー)
2005年4月から2015年5月までの日経平均株価と、ドルの月中平均の為替レートとの関係を表したグラフを見てみましょう。左軸が株価、右軸がドルの為替レートを示しています。
【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】外国為替市場で円安・ドル ..
2023年は、7月にかけてこのデータの円売り越し拡大が一段落した後、米ドル/円の145円程度から137円までの急反落が起こった。今回の場合も、海外投資家の円売り一段落が円高への反動をもたらすことになるかは注目してみたい。