英ポンド/米ドル(GBP/USD) 4時間足 FX為替レート・チャート


金利引き上げ開始以降堅調に推移していたポンドですが、ジョンソン首相 (当時) がコロナ禍における自粛期間中に首相官邸などで複数回のパーティーを行っていたことなどから、2022年7月辞任に追い込まれました。その後就任したトラス前首相が、目玉の経済政策での迷走などで通貨安、債券安、株安のいわゆる「トリプル安」を招き、英金融市場が大混乱となって、史上最短の就任から50日での辞任表明となりました。しかしトラス前首相の後任に、投資銀行やヘッジファンドなど金融業界での経験が豊富で、経済政策に強いと見られるスナク元財務相が就任したことで政治的な混乱が収束し、英ポンドは2022年末頃から回復に転じました。その後も金利引き上げが続いた英ポンドは、主要国で唯一緩和策を続けた円に対し堅調な値動きが続き、2024年4月には2008年8月以来約16年ぶりに200円台に乗せました。


イギリス・ポンド/USドルの為替レートの推移(1980~2024年)

この間2024年3月、日銀金融政策決定会合で「賃金と物価の好循環を確認し、2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至った」として、2013年から続けてきた異次元緩和が終了され、約17年ぶりとなる利上げが決定されました。しかし植田日銀総裁が今後の金利の引き上げペースに関して「急激な上昇というのは避けられるとみている」と述べたことなどから、緩和的な金融政策が継続されると見られています。

*06:46JST NY為替:カーター元大統領の服喪の日で主要通貨の為替取引は動意薄 9日のニューヨーク市場は、カーター元大統領の服喪の日で米国株式市場は休場、米国債市場は時間短縮...

今月は米ドル以外の主要通貨でポンド高の状況にある。円安優勢のなか、今日 ..

2024年6月、ECB (欧州中銀=ユーロ) が9ケ月据え置いた政策金利を引き下げたこともあってBOEの金融政策委員会が注目されていましたが、据え置きが決定されました。声明文では「労働市場は歴史的に見て非常に引き締まったままで、サービス価格は想定よりも高い」とされ、利下げ開始時期についての明言が避けられたことから英ポンドは堅調に推移しています。

*06:46JST NY為替:カーター元大統領の服喪の日で主要通貨の為替取引は動意薄 9日のニューヨーク市場は、カーター元大統領の服喪の日で米国株式市場は休場、米国債市場は時間短縮...

【ポンド/円・ポンド/米ドル】取引するだけ超還元プログラム!!

英ポンドは今週も下落を続け、英国の金利動向とは乖離した動きを見せています。ドイツ銀行は、貿易加重ベースでポンドの売りを推奨しています。 同行は、ポンドが年初来で最も低調なパフォーマ...

為替市場における英ポンドの取引高は、米ドル、ユーロ、円に次いで第4位と流動性が高く、取引に対する規制もありません。経済指標、政治関連報道など投資に関わる情報を手に入れやすいことも有利な条件と言えます。主要国の中では、歴史的に金利が高い傾向にあるので、金利面を重視する場合には有力な選択肢となります。

ポンド/ドルなどの非対円通貨ペアの建玉を決済した際の損益 ..

英ポンドは今週も下落を続け、英国の金利動向とは乖離した動きを見せています。ドイツ銀行は、貿易加重ベースでポンドの売りを推奨しています。 同行は、ポンドが年初来で最も低調なパフォーマ...

*05:06JST 1月8日のNY為替概況 8日のニューヨーク外為市場でドル・円は158円14銭から158円52銭まで上昇し引けた。 米ADP雇用統計が予想以上に鈍化したため一時ド...


イギリス・ポンド/USドルの為替レートの推移(2021年1月~2024年11月)

2016年6月に、英国のEUからの離脱が国民投票により決定しました。事前には離脱の影響への懸念が強まる場面もありましたが、2020年1月31日の離脱実行が成長率などに与えた影響は限定的なものとなりました。その後2020年前半には新型コロナウイルスの感染拡大を受けて景気が急速に悪化しましたが、2021年の実質GDP成長率は7.4%と第2次大戦以降最大のプラス成長となりました。その一方、エネルギー・食料品相場が大きく上昇し、インフレが高進しました。そこで、英国の中央銀行であるBOEは2021年12月16日、政策金利を0.15%引き上げ年0.25%にすると発表して利上げを開始し、その後2023年8月までに、2008年以来となる5.25%まで引き上げられました。

ポンドドル下落継続ならドル円100円割れ・為替介入も? | 高島修

2022年2月、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始、両国の戦闘は長期化の様相を見せています。英国は米国とともにウクライナへの支援、ロシアへの経済制裁の中心的役割を果たしていますが、地政学的要因などからユーロ圏ほど直接的な影響は受けないと考えられています。

【通貨】外為:英ポンド、197円42銭前後とポンド安・円高で推移

2008年9月に発生した金融危機 (リーマンショック) は2009年には世界同時不況をもたらし、英国経済も大きなマイナス成長となりました。これに対応して英国の中央銀行であるBOE (イングランド銀行) が急速な金融緩和を行ったことで回復基調となりました。2009年後半からギリシャ債務危機を発端にユーロ危機へと発展し、ユーロ圏経済は再びマイナス成長に陥りましたが、英国経済は緩やかな成長を続けました。

英ポンド・円相場は午前10時30分時点で1ポンド=197円42銭前後と、前日午後5時時点に比べ17銭のポンド ..

同じ欧州の通貨であることから、英ポンドはユーロと似たような値動きをする傾向がありますが、ユーロに比べると変動幅が大きくなりやすいのが特徴です。これまでも投機的な売買によって短期的に相場が激しく動くことがありました。そのため、英ポンド預金のタイミングを探るうえでは、金利とともに値動きに注意が必要でしょう。タイミングが合えば、金利と英ポンドの値上がりの双方で有利な投資となります。

ポンドドル (GBP/USD):目先の見通しとチャートポイント

Mohd Afzanizam Abdul Rashid氏は、ヘッジファンドマネージャーであるScott Be...のニュースに市場が前向きに反応したと指摘。

「ポンドドル」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

15~17世紀の大航海時代から世界の覇権を握っていた欧州の中心的存在で、18世紀後半には産業革命を起こし、世界に先駆けて近代的な工業国家となりました。英国で金本位制が確立されたこと、英国が世界に工業製品を輸出したことなどから、英ポンドは世界の基軸通貨となりました。第二次世界大戦後に米ドルに基軸通貨の座を取って代わられるまで、ロンドン市場は国際的資本・金融・為替市場の中心として圧倒的な地位を誇っていました。その歴史もあって、英国は現在でも金融・証券などの分野で世界的な影響力を持っており、ロンドン中心部のシティ (金融街) はニューヨークのウォール・ストリートと並ぶ金融センターとして知られています。

1英ポンドに対する米ドルの価格。Weblio国語辞典では「ポンドドル」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。

いち早くコロナとの共存を選択し経済回復を重視している英国ですが、ロシアによるウクライナ侵攻が予想以上に長期化して、その影響が多岐にわたって経済の回復が妨げられれば、期待感とのずれから影響を受ける可能性があるので注意が必要です。また2020年1月に正式にEUから離脱した英国ですが、EUと結んだ「離脱協定書」の一部をいまだに争っていることから、今後経済的、政治的に結びつきの強いEUとの関係をめぐって、短期的な変動要因となる可能性があります。変動幅が大きいだけにリスクにも注意が必要です。

ポンド/米ドルは流動性が高く、ユーロ/米ドル、米ドル/円に次ぐ取引量があります ..

外貨預金のお預入れに当たっては、各通貨の特徴や傾向を理解することが大切です。
通貨選択の際の参考にしてください。

欧州外為早朝 ポンド、対ドルで下落 ユーロは一時2年1カ月ぶり安値

なお、英ポンドは米ドルやユーロに比べて投機の対象になりやすく、1単位あたりの円価格も大きいため、値動きが激しくなり易いといわれています。

4月2日 ポンドドル概況と相場想定 | Kettyが解説 英ポンド概況

歴史的に金利が高めなことから、利上げ局面でBOEのMPC (金融政策委員会) による今後の経済見通しや、金利引き上げの見通しに注目が集まります。

【2025年】ポンド/円(GBP/JPY)の今後の予想・見通し

EU(欧州連合)に加盟していたイギリスでは、ヨーロッパ共通通貨であるユーロ導入も検討されましたが、国内に反対が多く、通貨統合への参加は見送られました。
そのため、BOE(イングランド銀行、英中銀)が紙幣を発券、政策金利のコントロールを行っており、多数の国々の中銀の集合体であるECB(欧州中央銀行)に比べて、機動的な金融政策を採れるといわれています。

ポンドが上げ拡大、対ドルで2022年3月以来の高値-英中銀発表後

イギリスの通貨。エジプトでも通貨単位としてポンドが使われていますが、単にポンドといえば、通常はイギリスのポンドを指します。スターリング・ポンドやケーブルという呼び方もあります。
大英帝国時代から第二次世界大戦前後までは世界の基軸通貨でしたが、その後の英国経済の衰退とともに、基軸通貨の地位を米ドルに取って代わられました。それでも、世界で4番目に取引量の多い国際通貨として取引されています。

英ポンドの対ドル相場が、過去2年で最低の水準まで落ち込んでいる。ユーロや日本円に対しても下落が進んでいる。

また、2024年6月現在、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化による英国経済への影響が引き続き懸念されています。

週刊為替レポートハロンズ・ダイジェスト(ユーロ/円、ポンド/円)

日本銀行では、2007年1月4日以降、外国為替市況を毎営業日の営業時間終了後にホームページ上で公表しております。本統計は、外国為替市場参加者からの情報を基に作成しており、訂正が入る可能性がある旨ご留意ください。