ダイアンは、レントンと肉体関係を持つ少女である、映画「トレインスポッティング」の登場人物。クラブでタバコを吸い、男性をあしらう姿を見せる。


ドラッグ、ドラッグ、ドラッグドラッグドラッグ――『トレインスポッティング』をざっくり一息で要約するとしたら、こんな調子でしょうか。主人公の名前も出さなければ舞台や時代設定も明らかではありませんが、作品を知っている方ならばこのやる気のない要約でも決して首を横には振らないかと思います。


T2 トレインスポッティング(2017年4月8日公開の映画)の作品情報。あらすじ ..

この話題作『T2 トレインスポッティング』を観る前に、改めて90年代最高の"陽気で悲惨"な青春映画『トレインスポッティング』を90年代最高の青春映画たらしめた魅力についておさらいします。

人生を選べ、キャリアを選べ、家族を、テレビを、洗濯機を、車を、CDプレーヤーを、電動缶切り機を選べ、自己中心のガキになることほどみっともないことはない、未来を選べ・・・。だけど、それがいったい何なんだ?
マーク・レントンと仲間たちは、いつもハイになってるか、ドラッグを買うため盗みをしているかだ。アル中で喧嘩が趣味のベグビー。女たらしで"007オタク"のシック・ボーイ。気のいい小心者のスパッド。そして、SEXもドラッグもOKの女子中学生ダイアン。そんな彼らの友情もやがて崩壊の運命をたどる。圧倒的な絶望感の中、人生を変える賭けに出るレントン。彼はどんな未来を選ぶのか。

1996年、世界中を熱狂させた伝説の青春映画『トレインスポッティング』。 ..

T2トレインスポッティング、昨年観よう観ようと思い機会がなく観ず終いでした。
20年前の前作の時は丁度イギリスに住んでいて、一大ブームでしたし、その後ユアン・マクレガーとロバート・カーライルが人気者になり、英国でのインディペンデント色の強い映画が面白くなってました。
ロバート・カーライルのフル・モンティなんかチャールズ王子までイベントに参加してましたからね。
ユアンが出てきた時は「時計仕掛けのオレンジ」のマルコム・マクダウェルみたいな役者が出てきたなと思ったものです。
この映画以降の彼はマルコムとは全然違いましたけどね。
そうですか、あれかり20年ですか。
そして期待を裏切ることなく、相変わらずの話でしたか。余計観たくなりますね。
近々DVDで観よう。
英国ではアノ映画を「地(じ)」で行く輩がいますからね。そして映画じゃないけど、20年後も相変わらず同じことしてる中年なんかザラにいますから面白い。

しかしながら大人になった今、改めて鑑賞するとこれほどまでに「時代」と向き合った作品は多くないのではと感じます。万年ヤク中のレントンが我々観客に政治的なメッセージを発しているとは到底信じがたいですし、みなさんご存知の通り『トレインスポッティング』が説教じみた頭の堅い作品ではないことは間違いありません。とはいえ彼らの行動や考えを語る上で、当時の政治的なバックグラウンドを知ることは作品の理解(あるいはレントンへの共感)のための大きな手助けになるのではないでしょうか。そこで本稿ではキャストや監督、あらすじなどのおさらいは他にお任せするとして、世界史にも少し触れながらいくらか踏みこんだ解釈・考察をお届けしたいと思います。

映画「T2 トレインスポッティング(T2 Trainspotting)」

この映画にとって「音楽」は、切っても切れない「作品の一部」といっても過言ではない。
♪「ラスト・フォー・ライフ」 - イギー・ポップ
本作のイメージを決定づけたオープニングトラック。映画史に残る「走る」名シーンを彩っている。
♪「ボーン・スリッピー」 - アンダーワールド
アンダーワールドを世界的なアーティストに押し上げた名曲。衝撃のラストシーンはこの曲なくしては語れない。

本作は、アーヴィン・ウェルシュのベストセラーをダニー・ボイルが映画化し、主人公レントンを演じた、ユアン・マクレガーを一躍スターダムに押し上げた伝説的な青春映画です。その『トレインスポッティング』の約20年ぶりとなる続編『T2 トレインスポッティング』がいよいよ4月8日(土)より丸の内ピカデリーほかにてロードショーとなります。

毒舌犯罪者の父親が家族を泣かせる| T2 トレインスポッティング

1996年、世界中を熱狂させた伝説の青春映画『トレインスポッティング』。
その続編が20年の時を経て帰ってきた!
彼らが選んだ、20年後の「未来」。

この記事には、映画『トレインスポッティング』の内容や描写などのネタバレが含まれています(まだ見ていない方には、一刻も早く本編を見ることを強くお勧めします)。


映画 トレインスポッティング Trainspotting (1996)

Sanctuaryさん こんばんは。
行こうと思っていたけど映画館には行かなかった、行けなかった、という人は割にいるかもですね。まぁ、本国UKのみならず、前作が封切られた頃には、ものすごい勢いで流行りました。そういえば「フル・モンティ」も話題になりましたわ。ワタシはあれ以降ロバート・カーライルを観ていなかったので、今回のおっさんぶりにはちょっとびっくりしました。ユアンのデビュー当時はマルコム・マクダウェルにちょっと近い空気感もありましたね。確か「シャロウ・グレイブ」のレビューにユアンの演じたキャラが「時計じかけのオレンジ」のアレックスに近いという事を書いた覚えがあります。

これは、前作の続編としては上出来の部類じゃないかと思います。きっと前作のファンをガッカリさせないという事を一番念頭においてダニー・ボイルは映画を作っただろうので。

英国じゃなくても、20年たっても何も変わらない人間は沢山いますわ。かくいうワタシも前作を見た頃と殆ど変ってないようです。成長できない族ですわ(笑)

未だにトレインスポッティングのダイアンにガチ恋をしている。 #好きな美少女映画を教えあう.

Author:kiki
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そもそもスコットランドは、1707年にイングランドに併合してから貧乏くじを引きっぱなしでした。首都はロンドンにありますし、議会制や法制度はイングランドの伝統に基づくもので経済力でもスコットランドはイングランドに劣ります。失業問題もこの状況に由来したものです。こうした国内のしこりについて、『トレインスポッティング』では、レントンが“We, on the other hand, are colonized by wankers.(イギリス人は馬鹿だっていうけど、俺らはその馬鹿に占領されてるんだ)”と語っています。併合ではなく占領(colonize)という言葉を敢えて選んでいることから、彼らがいかに劣等感を抱いているのかがうかがえます。

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1970年代頃からスコットランドでは再び独立の世論が高まりますが、現在でも独立には至っていません。地元でわざと面接に落ち、失業保険で食いつないでいたレントンがロンドンでは不動産の職を簡単に得ているように、イングランドとスコットランドの格差は作中にも如実に表れています。 “Think About the way”をBGMに描写されるロンドンの様子(なぜかドキュメンタリータッチで撮られていました)は、それまでと一転しとてつもなく平和で華やか。ここでも経済格差を感じずにはいられません。スコットランドがロンドンに足元を見られる――これは物語後半の山場でもある、2kgのヤクの取引と同じ構図でもあります。レントンやベグビーらはヤクを捌きにバスでロンドンへ向かい、少々値切られながらもヤクの売買を成立させます。レントンも含め全員がおおむね売値に合意を示してはいますが、圧倒的に買い手が有利であったことは間違いありません。あのベグビーですら緊張してビビり倒していたことからも、互角の取引ではなかったことがわかります(マフィア相手なので当然と言えば当然かもしれませんが)。

当時、サブカル男子の好物として象徴的な映画だった「トレイン・スポッティング」。 ..

4月8日に封切られた新作「T2 トレインスポッティング」(トレインスポッティング2)を見てきました。

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今回、続編の公開に先駆けてDVDなどで前作『トレインスポッティング』をおさらいしたという方も少なくないかと存じます。または『T2』を鑑賞して、前作を再び手に取ろうという方もいらっしゃるかもしれません。そこで改めて『トレインスポッティング』についての記事を書こうと思い立ちました。

あの名シーンを思い出す『T2 トレインスポッティング』本編映像

『トレインスポッティング』は破天荒な物語ながら、なんとなく寂しく、どこか影が差す映画です。「ドラッグの映画だ」と冒頭では茶化しましたが、これは「もがき苦しむ若者の映画」であると表現してもよいかもしれません。

見どころ〜 『トレインスポッティング』シリーズなどのユアン・マクレガーと彼の実娘であるクララ・マクレガーが親子として共演したドラマ。

でした。原作者、アービン・ウェルシュも製作総指揮+キャスト出演(ドラッグの売人役)等で積極的に作品製作にかかわったこともあり、本作は前作「トレイン・スポッティング」とストーリーを共有しつつ、小説版原作が全く違和感なく映像化されています。(後述しますが、

「T2 トレインスポッティング」(T2 TRAINSPOTTING)

トレイン・スポッティングの世界では、幼少時からの腐れ縁で切っても切れない仲となっている主役のスコットランド人4人が主役です。

中山功太&ダイアンユースケ「LIVE STAND」を前にbase ..

しかしながら薬漬けの生活は当然長くは続きません。レントンは変化を求められます。ターニングポイントを迎えつつあることは “The world’s changing, music’s changing, even drugs are changing.(世の中も音楽も、ヤクだって新しくなってる)”というダイアンの鋭い言葉に集約されます。自分自身も変わらなければいけない、という冷たい焦りが物語中盤ではその深淵部に横たわっているように感じます。のちにレントンは、社会的な生活を得てから“Dian was right. The world is changing. Music is changing, drugs are changing.(ダイアンは正しかった。音楽もドラッグも変わってきている)”と、彼女の言葉を素直に受け入れます。

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マーク・レントンは平凡な生き方よりも、「誠実で真実あふれる麻薬の習慣」を選んだ麻薬常習者の青年。彼は何度目かの麻薬断ちを決めた。仲間のシック・ボーイも麻薬を止めるが、それはレントンに嫌がらせをするためだ。麻薬よりも健全な性欲を満たすべく、レントンたちはディスコに行く。そこで彼はダイアンという美女に魅かれて彼女の家でセックスする。翌朝、彼はダイアンが実は高校生だと知る。レントンたちは再び麻薬を始めた。それまで麻薬はやらなかったトミーも、恋人に振られた腹いせに麻薬を打ってくれという。皆が麻薬に耽っている間に、仲間のアリソンの赤ん坊が死んでいた。実はその赤ん坊の父親だったシック・ボーイは泣く。皆は慰めにさらに麻薬を打つ。レントンとスパッドが万引きで捕まり、スパッドは刑務所に。執行猶予になったレントンは本気で麻薬をやめようとして、禁断症状で地獄の苦しみを味わう。トミーは注射針からエイズに感染していた。麻薬を止めたレントンはロンドンに出て不動産屋に就職。だがそこに故郷の仲間たちが押しかける。まずは強盗で逃走中のベグビー、それにポン引きになったシック・ボーイ。やがて彼は2人のせいでクビになり、3人そろって故郷に帰ると、トミーの葬式が行われていた。葬式のあとシック・ボーイが多量の麻薬取引の話を持ち出す。レントンは嫌々ながら仲間に説得され貯金を提供する。ベグビー、シック・ボーイ、スパッドの3人は2キロのヘロインを抱えてロンドンへ行き、1万6千ポンドで売る。その晩、レントンは儲けの入った鞄を持ち逃げする。翌朝、ベグビーが激怒して暴れ出し、警察に逮捕される。レントンはスパッドにだけは4,000ドルの分け前が渡るように手配していた。彼はこれから、普通の生活をしてゆくつもりだ。