飲むミノキシジルの危険な副作用を教えて下さい。 心臓がバクバクします。破裂するんじゃないか?と思います。それで服用を断念します。
何らかの原因により徐々に腎臓の組織が傷害され、3ヶ月以上の不可逆的な機能低下が続いた状態です。犬では初期病態として全身性高血圧、蛋白尿が現れます。猫では初期病態として尿細管の障害が起き、正常より薄い尿が出始めます。猫は目に見える初期症状は出にくく、症状が出た際にはすでに腎臓病が進行してしまっていることがほとんどです。神経 症状を呈するほど進行した腎臓病は「尿毒症」と 呼ばれ、緊急治療が必要となります。糸球体性蛋白尿、全身性高血圧、尿路感染症、高リン血症、貧血、低張尿・等張尿の排泄などは慢性腎臓病を進行させる悪化要因となるため、発見された場合には早期に治療が必要となります。持続的な高リン血症は二次性上皮小体機能亢進症を引き起こします。慢性腎臓病の代表的な原因と症状は以下のとおりです。
が、しかし、動物実験の際、ミノキシジルを飲ませた犬が心臓破裂で死亡。(Wikipediaより)
通常、腎臓は左右一対で存在します。メインの働きは尿を作ることで、体内の代謝物、毒素などを体外へ排泄する機能があります。また、体内の水分量や電解質成分、pH、血圧の調節、赤血球の分化など、様々な場面で重要な役割を担っています。
■質問1.骨粗鬆症とはどんな病気ですか?への回答
骨粗鬆症は「静かに進行する骨の病気」です。
・骨の量(骨量)が減少し、骨の内部構造が弱くなります。
・結果として骨が脆くなり、骨折しやすくなります。
・早期発見と適切な管理で予防・治療が可能です。
■質問2.骨折のリスクはどのくらい高くなるのでしょうか?への回答
骨粗鬆症により骨折リスクは大幅に上昇しますが、予防は可能です。
・健常者と比べて 2?4 倍の骨折リスクがあります。
・主な骨折部位として脊椎(背骨)、大腿骨近位部(太ももの付け根)、橈骨遠位端(手首)が挙げられます。
・適切な予防策で骨折リスクを大幅に減らせます。
■質問3.骨粗鬆症の治療法にはどのようなものがありますか?への回答
薬物療法と非薬物療法を組み合わせた総合的なアプローチが効果的です。
1. 薬物療法
・内服薬と注射薬があります。
・個人の状態に合わせて適切な薬を選択します。
2. 非薬物療法
・適切な運動
・バランスの取れた栄養摂取
・転倒予防
医師と相談しながら、最適な治療法を選びましょう。
■質問4.日常生活で気をつけるべきことは何ですか?への回答
転倒を防ぐ生活習慣、健康的な生活スタイルを目指す事が重要です。
1. 転倒予防:
・家の中の段差をなくす
・明るい照明を使用する
・必要に応じて杖や歩行器を使用する
2. 適切な運動:
・ウォーキングなどの軽い運動や筋力トレーニング
3. 栄養バランス:
・カルシウムやビタミン D の摂取を心がける
・バランスの取れた食事を心がける
4. 定期的な健康チェック:
・骨密度測定を定期的に受ける
■まとめ
骨粗鬆症は早期発見と適切な管理で予防・治療が可能です。健康的な生活習慣と定期的な検診で、いつまでも活動的に過ごせる身体づくりを心がけましょう。骨を守ることは、健康で豊かな人生を送るための重要な一歩です。
ミノキシジルという薬剤は高血圧の治療薬として開発されました。その ..
心臓への負担を減らす内科的治療が基本となります。臨床症状が軽度である場合、必ずしも投薬の必要はありませんが、レントゲンや血圧測定、超音波検査の結果によっては投薬を始める必要がある場合があります。早い段階から心臓の負担を抑えるお薬を始めることで、心臓病の悪化を遅らせ、平均余命を延ばすことが可能になります。多くの心臓病は徐々に心臓の形・構造の変形が進行していくため、完治を目指す場合にはバチスタ手術のような外科手術が必要です。しかし、心臓外科手術は高額な医療費がかかるため、内科療法が選ばれることがほとんどです。強く希望される場合には、循環器専門の二次診療動物病院へのご紹介が可能です。
気づかれることの多い臨床症状は「咳」や「努力性呼吸(何もしていないのにハァハァする)」です。聴診による心雑音の確認が一般的ですが、心雑音の程度の酷さは、必ずしも心臓病の重症度に比例しません。心雑音がごく軽度であっても、何らかの原因で腱索が断裂すると、急速に症状が悪化します。そのため、正確に心臓病の病態を評価するには、聴診、レントゲン検査、血圧測定、心電図、超音波検査など複数の検査方法を用い、多角的に心臓の構造・弁の状態・血流の異常・血圧の異常の確認を行い、総合的に評価することが必要です(同時にすべての検査を行うことが困難な場合、一部の検査のみを行う場合もあります)。犬の弁膜症の検査基準、病気ステージング、治療方法については米国獣医内科学会(ACVIM)によってガイドラインが策定されており、日本の多くの動物病院でそれに準じた治療が行われています。
さすがに心臓破裂は考えづらいかと。 専門家はミノタブを使うべきではないという見解
代表的な副作用としては、胃腸障害(下痢や嘔吐)、歯肉が盛り上がる(猫)、イボの発生、感染症(免疫抑制状態)などが挙げられます。下痢や嘔吐は一時的な事が多く、その多くは1週間程度で落ち着きます。症状がひどい場合には吐気どめや下痢止めを使用することもあります。投与にあたっては、定期的な健康状態のモニタリングが推奨されます。シクロスポリンは犬・猫で使用され、飲み薬(カプセル、シロップ)のみとなります。経験的に、ジェネリック医薬品は先発品に比べ効果が2割程度弱い印象があります。
犬アトピー性皮膚炎のために作られた分子標的薬で、皮膚で生じるかゆみや炎症反応を生じる物質(サイトカイン)の伝達を特異的にブロックする薬です。かゆみを緩和する力はステロイドやシクロスポリンと同等で、即効性もあります。抗炎症作用や免疫抑制作用は有しますが、長期的な投与においても比較的安全性が高い薬です。通常、投薬開始2週間は1日2回(朝・晩)で投与し、3週目からは1日1回に減薬します。4ヶ月間投与したら、一度休薬し、かゆみの再発がないかの確認をおこなうことが理想とされていますが、多くの場合が再燃します。
「ステロイド剤」には様々な種類がありますが、一般的には「糖質コルチコイド」と呼ばれるステロイドを指します。ステロイドには抗ストレス作用があり、別名「ストレスホルモン」とも呼ばれますが、健康な体内でもステロイドは作られています(内因性ステロイド)。プレドニゾロンは即効性があり、炎症が起きるメカニズムの様々なポイントに作用するため、かゆみ止め、消炎剤としてとても有用です。通常、経口投与してから4時間程度でかゆみの緩和が始まります。注意点として、高用量もしくは長期のステロイド投与は免疫抑制作用を発現したり、内因性のステロイドの合成を抑制する危険性がある点です(治療の一環としてあえて高用量で使用することもあります)。そのほか、糖尿病、膵炎、胃腸障害、肝障害、筋力低下、電解質異常、過食、多飲多尿、パンティング、脱毛、皮膚の傷が治りにくくなる、感染症(免疫抑制状態)などのリスクがあるため、定期的に健康状態をモニターしながら使用することが推奨されます。様々な副作用がありますが、その多くは長期間または高用量で使用した場合にみられるものがほとんどです。剤型として、飲み薬、塗り薬、注射などがあります。
アトピー性皮膚炎など、特にアレルギー性の皮膚病で悪さをする細胞(リンパ球)の活動を抑える薬です。
かゆみを緩和する力はステロイドに匹敵しますが、即効性はありません。投与してから3〜4週間で効果を実感する場合が多いとされます。リンパ球は免疫反応の中心的な役割を果たすため、この細胞を抑えるシクロスポリンは免疫抑制効果を併せ持っています。一方で、ステロイドのように様々な細胞や炎症の反応を抑えるわけではないので、副作用はステロイドよりも軽い傾向があります。
ミノキシジルの塗り方はM字はげの場合も洗髪後に頭皮に直接でOK.
ぜひ検診を受けて下さい。なぜなら新しい検査方法(ベゼスタシステム)が導入されてからは、定期的な検査で子宮頸がん亡率が減少することが証明されている唯一の検診だからです。しかも、前がん病変(がんになる前の病変で子宮を温存して治可能な時期)の時点で発見できるからです。「もし異常だなんて言われたら怖いな?」って思うかもしれませんが、がんになる、前の前で発見されることが多いので、逆に安心なのです。がんになる一歩手前、前がん病変で見つかればむしろラッキーかもしれません。
前がん病変での治療は手術と言っても子宮頸部円錐切除と言って、2、3日の入院で1時間以内(だいたい15分から30分ぐらい)での手術時間で済みますし、お腹を切る手術ではないので、術後ほとんど痛みを感じません。軽い生理痛ぐらいです。さらに進行した0期と言われる早期癌の子宮頸部上皮内がんでも、この治療で良いとされています。高齢者や子宮の必要のない方では子宮全摘も推奨されています。これから子供が欲しい方や、子供がすでにいる方は、子宮を温存できることは、とても大切なことですね。
一方、Ⅰ期の初期の子宮頸がんでは、子宮を摘出しなくてはならないのはもちろん、ほとんどが骨盤内リンパ節を伴う広汎子宮全摘出が必要となる事が多いです。子宮を取られてしまうというショックだけでなく、6時間以上、時には10時間近くに及ぶ大手術で、術後合併症として、足のむくみ(下腿浮腫)、排尿障害(時に自己導尿)などの合併症と付き合っていかなきゃならない事も覚悟しなければなりません。しかし、欧米の検診受診率が80%以上であるのに対して、日本では40%前後と、とても低いのが現状です。中でも10代から20代の若い女性の検診率が先進国の中で極めて低く、若くして子宮頸がんにかかり、子供の産めない身体になったり、子どもを授かったのに産めなかったり、時にはお母さんだけ死亡してしまう痛ましい状況が起きています。このため、最近日本では子宮頸がんを“マザーキラー”とも言われ恐れられています。
現在日本では、年間1万人以上の方が子宮頸がんにかかっています。しかも、その約16%が20~30代の女性です。
自分の身だけでなく、愛するわが子、これから産まれてくる子供のためにも子宮頸がん検診を受けて下さい。
アレルギーが関係する皮膚の病気として「食物アレルギー」が挙げられます。似ている部分もありますが、アトピー性皮膚炎とはまた別の病気で、好発部位も異なります。しかし、両方の病気を併発することも少なくありません。犬のアトピー性皮膚炎と食物アレルギーを鑑別するための特徴として、症状の季節的変動と副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド剤)による治療反応が挙げられます。
アトピー性皮膚炎は環境抗原に対するアレルギー反応が原因で起こります。そのため、植物抗原など季節による変化が認められる抗原に反応することが多く、症状の季節的な変動を認める場合が多いとされています。花粉症を思い出して頂くと理解しやすいかと思います。花粉症は『スギ花粉』によるアレルギー反応により引き起こされるので、季節的変動がある病気と言えます。ただし、ハウスダストなどと言った室内に存在するアレルゲンに対して症状が出ている場合には、年中痒みが出ることもあるため、「季節性がない痒み=食物アレルギー」とは言い切れません。
一方、食物アレルギーでは日常的に給餌される食事中に含まれるタンパク質や炭水化物に対する反応が主体のため、通年性の症状を示す場合が多いとされています。しかし、犬のアトピー性皮膚炎では発症初期に症状の季節的な変動が認められるものの、年を重ねていくたびに徐々に通年性へと変化していくことも少なくないため注意が必要です。この現象は、反応する抗原の種類が年とともに増加していくことが原因だと考えられています。花粉症に置き換えてみると、スギ花粉だけに反応していたのに、ヒノキ花粉やブタクサにも反応するようになってしまったというのと同じ考え方となります。
ル1%含有)については、再審査報告書において、「循環器系の副作用は最も注意すべき
症状に季節性がある場合には症状が悪化する時期の前から準備します(例えば、植物に対して反応する症例では散歩コースの調整などを検討します。また、気温と湿度が低下する冬期には、洗浄法の緩和と保湿の強化などを行います。)
どういったストレスが原因で皮膚が悪化するかは、個体それぞれで違います。そのため、どのようなタイミングでかゆみの悪化が認められるかを詳しく観察する必要があります。ストレス要因が特定できたら、なるべくそれを避けるような生活にしてあげましょう(例えば、不規則な睡眠やご家族とのアクティビティ(触れ合いや散歩など)の減少はストレス要因につながる可能性があります)。毛が抜けやすい犬種では、日々のブラッシングが非常に大切です。
皮膚の乾燥がひどい場合には、シャンプーや入浴療法に加えて、日常的に皮膚マッサージしてあげましょう。皮膚の血流を改善し、皮脂や汗の分泌を促進されることで、皮膚環境の改善が期待できます。
ミノキシジルの副作用は?女性も必見!内服薬を使う際の注意点は?
各種原因についての説明からさせていただきます。
1.浮腫の定義および原因分類
浮腫ですが「間質水分量の増加」と定義されます。
まずは原因および病態から、原因別についての分類を行います。
浮腫の原因の分け方として、生理学的な分類としては
①毛細血管静水圧の上昇 ②毛細血管透過性の更新
③間質膠質浸透圧の低下 ④リンパ管への灌流障害
以上4つに分けることができます。
①毛細血管静水圧の上昇(congestive edema)
・心不全 ・静脈閉塞 ・腎不全 ・慢性静脈不全 ・薬剤性浮腫 ・妊娠・肥満
②毛細血管透過性の亢進(capillary edema)
・血管炎 ・熱傷 ・炎症 ・(特発性浮腫)・薬剤性浮腫 ・アナフィラキシー
③間質膠質浸透圧の低下(hypoalbuminemic edema)
・肝硬変 ・低栄養 ・ネフローゼ症候群 ・蛋白漏出性胃腸症 ・吸収不良 ・アミロイドーシス ・多発性骨髄腫 ・悪性腫瘍 ・感染症
④リンパ管への還流障害(リンパ浮腫)
一次性
・リンパ組織の先天異常
二次性
・感染 ・悪性腫瘍 ・放射線治療
浮腫の原因として主な疾患は上記の分類ができます。
また、腎臓領域における浮腫の原因の分け方として循環血液量の減少(underfill)と増加(overflow)に分ける考え方があります。
Underfill はネフローゼ症候群や肝硬変、低たんぱく血症などによって血管内脱水や虚脱のため循環血液量が減少しており、血漿膠質浸透圧の低下により浮腫が起こる病態です。Overflow は心不全や腎不全によって心臓への灌流障害あるいは腎臓から尿への排泄障害により循環血液量が増加し、静水圧が上昇して浮腫をきたします。血漿レニン活性は underfill では亢進、overflow では抑制に働き、腎臓領域の腎不全は overflow によって説明することができます。
次に浮腫の鑑別について、御説明します。
2. 浮腫の診断および鑑別
浮腫の鑑別疾患
別図①をご参照ください。全身性浮腫か、局所性あるいは片側性の浮腫か、nonpitting edema か pitting edema かおよび pitting edema の戻りが早いか、遅いかである程度推定が可能です。
問診のうえ、身体所見を観察のうえ検査を行います。
①問診
浮腫の出現時期、および悪化のスピード。数分~数時間で急速に発症する口唇浮腫や眼瞼浮腫、喉頭浮腫は血管性浮腫の可能性あり。血管性浮腫は通常は頭部や頸部に原曲することが多いが、気道閉塞・アナフィラキシーショックのため急激に進行する場合があり、迅速な診断と処置が必要です。
手術などの既往歴などの聴取、腎疾患、肝疾患、心疾患、内分泌疾患の既往を聴取します。肝硬変はC型肝炎からの進展も多いため、輸血歴や家族歴も聴取する。また、薬剤や食物に対するアレルギー歴も鑑別の為に必要です。そのほか食塩摂取量、飲水量、服薬中の薬剤、尿量、体重の変動(日内格差、健康時との増減比較)、自覚症状の推移などを聴取する。また、息切れ、呼吸困難、痛み、熱感、発赤、腫瘤、麻痺、寝たきり、下痢など他の症状がないかどうかの確認をします。
②身体所見
A:浮腫の分布
全身浮腫は心不全、腎不全、ネフローゼ症候群、肝硬変など全身性疾患が多い全身不全浮腫は重力の影響をうけるため、立位では下肢からです。長期臥床患者では体幹の背部から始まり分布します。このため体位によって移動するのが特徴です。
局所性浮腫は静脈やリンパ管の閉塞では閉塞部位の抹消測に、炎症性浮腫では炎症側に生じます。通常片側性にみられますが、上大静脈症候群のように中心静脈の閉塞をきたすと両側性になります。眼瞼、手指、陰嚢、脛骨前面は、組織圧がひくいため浮腫が出現しやすいです。
B:圧痕性浮腫(pitting edema)か、非圧痕性浮腫(non pitting edema)か
圧痕は脛骨前面の抹消3分の1付近、足背や仙骨などの部位で圧迫して確認します。これらの部位は皮下に軟部組織が少なく、かつ骨が近いので圧迫が容易なため軽度の浮腫をみつけることができます。圧迫時間は 5 秒以上、約 10 秒で指を離した後も圧痕をみとめる場合は圧痕性浮腫(pitting edema)です。圧痕性浮腫は皮下の間質に水分が豊富に貯留している場合に認められます。一方、圧痕が残らない場合は非圧痕性(non pitting edema)で、間質内に貯留する成分が蛋白と結合して間質内ゲルが増加して腫れた場合、甲状腺機能低下や長期化したリンパ浮腫などにみられます。
圧痕性浮腫(pitting edema)には、回復時間 40 秒未満の fast edema と、40 秒以上の slow edema とがあります。Fast edema のほとんどは、低アルブミン血症に伴う浮腫です。眼瞼浮腫は検者の第 1 指と第2指で上眼瞼を縦につまんで、指を離したときに皺が残るようであれば眼瞼に浮腫があるとします。
C:皮膚所見
静脈の逆流に伴ううっ血による静脈圧上昇によって生じる下肢静脈瘤の浮腫では多くが色素沈着をきたし、さらに重度になると下腿に潰瘍をきたします。慢性化したリンパ浮腫では皮膚が固くなり褐色調となります。
D:その他身体所見
全身性浮腫では、血圧、心拍数、呼吸数、心肺聴打診所見、肝腫大、腹水、頸動脈怒張も重要です。右心不全では中心静脈上昇による頸動脈怒張がみられ、消化管浮腫による食欲低下や悪心をきたすこともあります。また、左心不全では呼吸困難、手足の冷感、チアノーゼ、湿性ラ音がみられます。
黄疸、クモ状血管腫、手掌紅斑、女性化乳房、腹水は肝硬変を示唆します。甲状腺機能低下では、顔面浮腫、眉毛脱落、皮膚乾燥、嗄声、低体温、徐脈などがみられます。
E:血管内容量の把握
ネフローゼ症候群、肝硬変、低栄養、systemic capillary leak syndrome(全身性毛細管漏出症候群)などでは、大量の水分が体内に貯留していますが、血管内低用量・血管内脱水となっていることがあります。血管内容量を把握する必要があります。中心静脈の評価として、エコーによる下大静脈径の測定を行います。
③検査項目
尿検査、血液学的、血液生化学的検査(血清蛋白、アルブミン、肝機能、腎機能、電解質、脂質、血糖、CRP)をスクリーニング検査として行います。
心性浮腫には、胸部 X-P、心電図、BNP、心エコー
肝性浮腫には、ビリルビン、コリンエステラーゼの測定、腹部エコー、腹部 CT
腎性浮腫には、尿検査+尿沈渣、1 日尿蛋白、腹部エコー、ASO、IgA、C3 C4 CH50
甲状腺疾患の鑑別として 甲状腺ホルモン測定
蛋白漏出性胃腸症ではシンチグラフィが、臓器の評価とともに浮腫の部位、程度の評価に有用です。
リンパ浮腫には、リンパ管の走行、発達、閉塞を確認するために RI リンパ管造影を行います。
一口に浮腫といっても、鑑別が多岐にわたります。
もし浮腫の鑑別にお困りの際はいつでも当院にご紹介をお願いします。
ミノキシジル(Minoxidil)とは血管拡張薬として開発された成分。後に発毛 ..
シャンプー療法と保湿ケアは外部アレルゲンを取り除き、皮膚を保護するという意味から、非常に有用です。犬アトピー性皮膚炎におけるシャンプーの頻度は1週間に1回を目安にすることが国際的なガイドラインに示されています。しかし、シャンプーに含まれる界面活性剤が皮膚本来の脂までも洗い流してしまうと、かえって皮膚を痛めてしまうことがあります。そのため、使用するシャンプーはどれでもいいというわけではなく、低刺激性、かつ保湿成分が含まれている犬アトピー性皮膚炎対応のシャンプーを使用しましょう。
低刺激のシャンプーを使用しても皮膚トラブルが出てしまう場合には、シャンプーの代わりに入浴療法をおこないます。炭酸泉、保湿浴、マイクロバブル浴などに入浴するだけで、シャンプーは使用しません。皮膚への負担は少ないものの、皮膚の温度が上がり、かゆみが悪化する可能性があるので注意が必要です。また、入浴後も必ず保湿処置をおこないましょう。
シャンプーなどによる洗浄の後には必ず保湿ケアをおこないますが、保湿効果は日に日に落ちてしまうため、シャンプー以外の日でも積極的に保湿をしましょう。ダメージが深刻な肌には週2〜3回保湿ケアをおこなえるのが理想的です。
湿性脂漏症を起こしたベタベタ状態のお肌にはガンコな脂が張り付いているため、使用するシャンプーには比較的洗浄力の強いものが必要です。ですが、その分、皮膚バリアにダメージを与えるリスクがあるため、注意が必要です。シャンプーのみでは脂が落ちにくい場合には、クレンジングオイルを使用します。バイ菌感染が疑われる場合には消毒作用のあるシャンプーも併用しますが、皮膚の状態を見ながら慎重に洗う必要があります。くどいようですが、保湿ケアは必ずおこないます。
保湿剤にはいろいろなものがありますが、当院ではセラミドを配合した保湿剤の使用をおすすめしています。
その他の成分として「尿素」が挙げられます。尿素は角質を柔らかくして水を含ませる性質があるため、慢性化して皮膚が分厚くゴワゴワになっている場合や、脂漏症を併発してベタベタのフケが多く出ている場合には有用です。しかし、犬アトピー性皮膚炎では角質のバリアが弱いことが多いため、かえってバリア機能を弱らせる可能性や、刺激が出る可能性があるため注意が必要です。
シャンプー、保湿剤の選び方、ただしい使い方については、をごらんください。
陽性対照として、ミノキシジル及びドキソルビシンを、それぞれ 0.1~100 及び 0.001~10 μM.
症状からは胃食道逆流症を疑います。
胃食道逆流症は、胃内容物が食道へ逆流することにより不快な症状をきたす病態の総称です。その中で、内視鏡検査で食道粘膜にびらんや潰瘍など粘膜障害を認めるものをびらん性胃食道逆流症(逆流性食道炎)といいます。症状はあるが、内視鏡では粘膜障害を認めないものを非びらん性胃食道逆流症といいます。
典型的な症状としてはみぞおちから胸部にかけての灼熱感を伴う不快感である胸やけ、胃酸が喉または口まで上がることにより酸味や苦みを感じる呑酸を認めます。
診断は、症状と内視鏡検査によります。
治療は、肥満の是正、過食の回避などの生活習慣改善や酸分泌抑制薬による薬物療法が主体となります。ご相談者も、最近体重が増えたとのことで、これが症状の悪化の要因になる可能性があります。適度な運動、過食の防止により体重を適正体重に戻すことが大切です。
ただし、胃食道逆流症以外にも、好酸球性食道炎など他の食道に炎症を起こす病気や、胃がんなど腹部の悪性腫瘍による胃の内容物の排出遅延による症状の可能性もあります。一度は、内視鏡検査(胃カメラ)を受けられることをお勧めします。当院でも最近は、苦痛の比較的少ない経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)も積しておりますので、お気軽にご相談ください。
動脈の内膜が裂け、血液がその間に入り込むことで血管が狭くなったり、破裂する危険があります。 ..
最近、胸やけを生じたり、食後や夜間に酸っぱいものや苦いものが上がってきます。コロナ禍で運動不足も重なり体重も増加傾向です。それに伴って症状も悪化しているように感じます。何か関係があるのでしょうか?また、胃カメラは飲んだほうがいいのでしょうか?(40 歳代 男性)
ミノキシジルの外用薬は、脱毛している頭皮に塗布する一般医薬品として ..
臍ヘルニアという病名です。そもそもヘルニアというものは、様々な原因により図のように腹壁(お腹の壁)に欠損ができた状態のことをいい、腸が出てくることから脱腸(だっちょう)とも呼ばれています。その発生部位によって臍ヘルニア、鼠経ヘルニア、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニアなどに分類されます。腹壁欠損部から腸管や脂肪が脱出し膨らんで触れ、自覚することが多いです。手で押さえたり仰向けに横になるとへこむようであれば放置しても問題ないですが、稀に戻らなくなったり固くなってしまうことがあります。
このような状態を、嵌頓(かんとん)と呼び、脱出した臓器がくびを絞められたような状態です。激しい痛みを伴うことが多く、この状態でそのまま放置すると血流が悪くなって脱出した臓器が腐ってしまいます。一度嵌頓(かんとん)してしまうと御自身で戻すことは難しく、場合によっては生命に関わるほどの事態になることもあり早急に手術が必要になります。そして、一般的に成人の臍ヘルニアはこの嵌頓(かんとん)のリスクが他のヘルニアよりも数倍高いと言われており、臍ヘルニアは発症した時点で全て手術適応となります。
手術法はヘルニアの大きさや発生部位により異なりますが、一般的な臍ヘルニアであれば 1 時間以内に終わる手術であり術後も数日で退院が可能です。当院ではヘルニア手術に対しても腹腔鏡手術を積極的に導入しています(近隣では愛知医大病院以外は行っていません)。従来の方法と違って、痛みが少ないことや術後の違和感をほぼ感じることなくすぐに今まで通りの日常生活が可能となります。
ヘルニアは手術以外に治ることがない数少ない疾患であり、また、悪化すれば命に関わることもあるとても怖い状態です。「痛くないからいいや」と放置していてもその膨らみが治ることは決してありません。そして、嵌頓(かんとん)してしまうことは誰にも予想できず、いつそのような状態に陥ってしまうかも予測できません。そのような不安を抱えたまま生活し続けねばならないことは患者さんの悩み、ストレスとなってしまいます。早く手術・治療することで悩みからも解消され、今後の不安やリスクからも解放できますのでまずはお気軽に御相談下さい。