第 1 図: 2024 年のドル円相場(日足、11 月 29 日まで)


今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が165.00円、最安値が145.00円となり、高値の平均値は159.06円、安値の平均値は153.20円であった。高値の中央値は159.00円、安値の中央値は153.40円だった。実勢レートが前回調査時(最終日)から2円程度切り上がったのに対して、高値と安値の予想中央値は前月調査時から2.4~4円程度、米ドル高・円安方向にシフトした。


裏切り続ける円、25年こそ反発とストラテジスト予想-金利差縮小

「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が、28.9%であったのに対し「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は23.7%であった。この結果「豪ドル/円予想DI」は△5.2%ポイントとなり、前月の△18.4%ポイントからプラス幅が縮小した。

また、27日も陽線の出現確率がユーロ/円で92%、スイスフラン/円で96%とかなり高く、英ポンド/円は78%、豪ドル/円は73%、ニュージーランドドル/円は77%と、主要な通貨ペアの多くで陽線の出現確率が高い「円安」のアノマリーが確認できます。

ご参考︓⽶ドル円レートの推移(1979年末〜2023年末、年次)

「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が、48.4%であったのに対し「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は14.2%であった。
この結果「ユーロ/円予想DI」は△34.2%ポイントとなり、前月の△8.9%ポイントからプラス幅が大きく拡大した。

調査期間前後の米ドル/円相場は157.00円を挟んで一進一退の展開だった。
本邦政府・日銀による円買い介入の発動が警戒される水準に近づいたものの、個人投資家は仮に介入で円高に振れても一時的で「1カ月」程度経てば効果は消滅すると見ているのだろう。

ドル円 クリスマスで動きが出にくい年末相場(週報12月第4週)

調査期間前後の豪ドル/円相場は、99円台へ下落した。トランプ次期米大統領が中国からの輸入品に追加関税を課すとSNSで表明したことで米中貿易摩擦への警戒感が高まった。中国と交易関係の深い豪州にも影響が及ぶ可能性があるとして豪ドル売りで反応。こうしたことから豪ドル高・円安と見る向きが減少したものと思われる。

「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が57.4%であったのに対し「円高・米ドル安」と答えた割合は13.8%であった。
この結果「米ドル/円予想DI」は△43.6%ポイントと前月の△26.7%ポイントからプラス幅が拡大した。

ドル円は年末136円台予想も長期的には「円高・ドル安」に ..

最後に、投機筋のポジションについてみてみる。過去2年間は年末にかけて米ドル安となったことから、米ドル買いポジションも大きく縮小、それは逆に米ドルの「買われすぎ」が修正され、新たに米ドル買いを拡大する余裕が出ていたと見ることができた。足元は12月に米ドル高となった割に、米ドル/円のポジションはほぼニュートラルで、過去2年の年末年始以上に米ドル買いを仕掛ける余裕があると見ることもできる(図表4参照)。

米ドル安・円高が広がる中で、投機筋が損失回避の意味で米ドル買い・円売りポジションを縮小させるのは分かりやすいが、両者の間には、逆の因果関係もあり得る。つまり投機筋が米ドル買い・円売りポジションを縮小する(米ドル売り・円買い)ことが原因で、結果として米ドル安・円高になるということだ。では過去2年の年末にかけての米ドル安・円高は、どちらの因果関係がより強く影響したのだろうか。


【読売新聞】 26日の東京外国為替市場の円相場は、前日(午後5時)と比べて20銭程度円安・ドル高の1ドル=157円台半ばで取引されている。

これまで日米金利差、米金利について、過去2年の年末年始と今回を比べてみてきた。過去2年の年末年始は、金利差米ドル優位、米金利ともに最近を下回っており、その意味では当然だが米ドル/円の水準も最近を大きく下回っていた。最近は過去2年の年末年始よりかなり米ドル高・円安の水準にあるわけで、このため過去2年の年末年始より米ドル売り介入への警戒感が高い状況にあるだろう。

来週のドル円相場は、更にドル高・円安が進むかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=155円00銭~160円00銭。 米 ..

12月はいくつかの日で円安の傾向が確認できますが、特に注目したいのは26日と27日です。上の表を見ると、26日は豪ドル/円とニュージーランドドル/円で陽線の出現確率が100%と、過去20年間で取引が行われていた日はすべて陽線が出現していたという、非常に強い「円安」アノマリーがあります。

26日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、方向感の乏しい展開か

トランプ次期大統領の経済政策からすると、米金利上昇で米ドル高になりやすいとの声は多い。だからこそ、過去2年の年末年始よりすでに足元でも米金利、米ドルともかなり高くなっている。その上でさらに米金利上昇=米ドル高が続くのか、早々に米ドル安へ転換となるか。当面の方向性が決まるのは早いのではないか。

ドル・円予想レンジ:1ドル=156円40銭-157円80銭 26日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=157円 ..

それにしてもなぜ、過去2年連続で11、12月と米ドル安・円高が続いたのか。図表2は、米ドル/円のチャートに、CFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の円ポジションを重ねたもので、これを見ると、年末にかけて米ドル安・円高が広がる中で、投機筋の円売り越し(米ドル買い越し)が縮小に向かっていたことが分かるだろう。

ドル円相場、下半期大荒れ 1%超の騰落続出 2025年の見通しは?

米ドル買い・円売りポジション自体、過去2年ほど大きくはないようなので、その手仕舞いに伴う米ドル売り・円買いの影響も少ないだろう。それでも年末にかけて相応の米ドル安・円高をもたらす可能性はあるのではないか。

2月のドル/円見通し。118円は遠く、円高は112円台のリスクも

あくまで2023年以降のレンジを前提にすると、足元の米10年債利回りはレンジの上限に近く、その意味ではさらなる上昇余地は過去2年に比べて限られそうだ。これは、トランプ次期大統領の経済政策が財政赤字を拡大させて金利を上昇させる可能性が高く、その影響もあるだろう。逆に言えば、米金利はすでに過去2年の年末年始水準より高くなっているわけで、さらなる金利上昇を期待した米ドル買いは過去2年より慎重さが必要なのかもしれない。

【FXドル円】2024年末に来年の相場を大予想! 急落説 ..

今後1カ月の豪ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が110.00円、最安値が90.00円となり、高値の平均値は102.53円、安値の平均値は98.37円であった。高値の中央値は102.00円、安値の中央値は99.00円だった。前月調査時(最終日)と比べ実勢レートは2円程度切り下がったのに対して、安値の予想中央値が1円程度、豪ドル高・円安方向にシフトした。

【FXドル円】2024年末に来年の相場を大予想! 急落説浮上も来年はドル高に? · Comments1.

分析・レポート作成
外為どっとコム総合研究所

調査実施期間
2024年5月24日(金)13:00~2024年5月28日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は711件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

#ドル円 #円相場 #日銀 #利上げ #利下げ #FOMC #トウシル.

調査期間前後のユーロ/円相場は、一時170.80円前後まで上昇し4月29日以来の高値を更新。欧州中銀(ECB)による6月理事会での利下げ開始が確実視される中で、複数のECB高官は7月での連続利下げには慎重な姿勢を示している。
一方で日銀の利上げ時期については不明確な状況であることなどから個人投資家はユーロよりも円が弱い展開が続くと見ているようだ。

ドル円 160円突破!AIは今後のドル円相場をどう予測するのか

調査期間前後のユーロ/円相場は、一時160円を割り込む展開。欧州経済失速への懸念などから12月欧州中銀(ECB)理事会での50bp(0.50%ポイント)利下げ観測が浮上。また、ウクライナ情勢の深刻化などもユーロの重しとなった。そうした中、個人投資家の間では円高・ユーロ安予想が引き続き優勢だった。

/今後のドル円相場:需給はドル買い円売り、新NISAも要因/トランプ政権 ..

これを見ると、12月はまず、1日に陽線の出現確率が英ポンド/米ドルで74%、豪ドル/米ドルで77%、ニュージーランドドル/米ドルで82%と高く、米ドルが基軸通貨(分子側)の米ドル/スイスフランでは7%、米ドル/円で27%と低いことから、「米ドル安」のアノマリーがあります。

「ドル円相場」予測のカギになる16.5年ルール 大局的な視点で見た場合

下の表は、過去20年間における日本円が絡んだ主要な通貨ペアの12月の日足を数えて、日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。確率が高ければ陽線になりやすく、確率が低ければ陰線になりやすい傾向があると考えられます。なお、出現確率は直近10年間の動向に比重を置いた加重平均です。

ドル円は強気!? 年末年始のトレード方法【井口喜雄のディーラーズアイ】 · Comments2.

「今後1カ月間の英ポンド/円相場の見通し」については、「英ポンド高・円安方向」と答えた割合が、29.6%であったのに対し「円高・英ポンド安方向」と答えた割合は30.4%であった。この結果「英ポンド/円予想DI」は▼0.8%ポイントとなり、前月の△10.2%ポイントから弱気を示すマイナスに転じた。

【2025年日経平均予想】年末4万4,000円?年初に下落リスクも..

では2024年の11月、12月はどうか。年末にかけて円高になりやすい傾向は、今回も続くことになるのか?