進化するラブドール、オリエント工業のショールームがリニューアル


東京・上野にあるオリエント工業のギャラリー兼ショールームは9月20日に、製造工場は10月20日で終了する。同社から生まれたラブドールが、今後も “嫁入り先” で大事にされることを祈りたい。


〝家族〟になったラブドール 時代を先取り、オリエント工業の45年

ラブドールメーカーとして知られるオリエント工業が、突如として事業終了をしたことが大きな波紋を呼んでいる。

ラブドールといえば主に男性向けのものというイメージが根強いものの、ただオリエント工業が手掛けるラブドールは、その精巧な作りもあってか、近年では性的な利用に留まらず、例えば衣装の着せ替えや撮影用の人形といった趣味のシーンでの利用、さらには介護や歯科実習用の人形としても使用されることもあったということ。

020 株式会社オリエント工業 『世界最高水準のラブドールメーカー』

それゆえその知名度は男女問わず高いとあって、今回の突然の事業終了に対しては幅広い層から「悲しすぎます」といった反応が飛び交い、さらには「いつかオリエント工業のラブドールちゃんお迎えするのが夢だったのに…」との後悔の声も、かなり多くあがっているようだ。

ええええええええ?!?
い、い、い、いつかオリエント工業のラブドールちゃんお迎えするのが夢だったのに。。。。そんな。。。
ロリータ着せてお部屋に飾り、夜になればおっぱいに顔を埋めて眠るのが夢だったのんです。。。。。悲しや

ラブドール業界を揺るがす大手メーカーの倒産!日本のラブドール産業の未来は?オリエント工業の廃業の影響について詳しく説明します。

ちなみに、そんな中国製のハイエンドドールの価格はというと、AIを搭載したモデルでも10万円台前半だといい、40~50万円といった価格のものもザラといった、オリエント工業製のドールと比べてもかなり安いのだという。

ワンダーJAPON(8)では大道芸術館の、ワンダーJAPON(9)では八潮秘宝館のオリエント工業生まれのラブドールをたくさん(合計20体近く?)紹介したばかりなので、土屋代表の体調が心配ですが、オリエント工業の事業終了は残念でなりません。安価な中国製に押されてというのもあったんでしょうか…

【人造乙女美術館】オリエント工業の超絶美しいラブドールは「不気味の谷」を飛び越えたか!? ..

オリエント工業のドールたちは、町工場が点在する葛飾区の工場で作られている。金属フレーム加工は下町の職人が製作、メイクや造形、パーツなどそれぞれの分野を担当するプロフェッショナルが集結する。

唐突な発表だった。日本のラブドールメーカー「オリエント工業」(東京都台東区)が8月21日、公式ウェブサイトで事業終了を発表した。

「創業者であり、長年にわたり会社を牽引してまいりましたオリエント工業の代表『土屋日出夫』が、体調を優先することを決断し引退を決定いたしました。(中略)代表の状態を考慮し彼の願いを尊重するため、会社としても事業を終了することとなりました」(オリエント工業HPから)というのが理由だ。上野ギャラリー&ショールームは9月20日、工場の営業も10月20日で終了するという。上野ショールームは8月1日に、ギャラリー&ショールームへとリニューアルオープンしたばかりだった。その突然の事業終了に、ファンの落胆は大きい。

オリエント工業は、1977年に特殊ボディーメーカーとして、土屋日出夫氏が創業した。土屋氏は当初、東京都台東区上野、浅草でアダルトショップを経営していたが、当時のダッチワイフがあまりにも粗悪で、改良が必要との問題意識から製造に乗り出したとされる。

念頭にあったのは障害者への思いだった。親交のあった脳神経科医から「障害者が実際の性行為を行うこともままならぬ状況におかれ、難儀している」という実情を知らされたことが起業の動機だった。このため開業当時は障害者へ向けての販売しか行っておらず、通信販売時にも障害者手帳の写し提示を必要としていた。障害者については、性処理相談や10%の障害者制度などで支援を行っていた。その後、「高齢者」「独身男性」など徐々に購入できる対象を広げていった。


男性向けの商品というイメージが強いラブドール。実は、オリエント工業のラブドールをアートとして愛好する女性が増えてきているのです。

ラブドールの老舗メーカーであるオリエント工業が、8月21日、事業終了を発表した。同社のホームページで《突然になりますが創業者であり、長年会社を牽引して参りましたオリエント工業代表の土屋日出夫が、体調を優先することを決断し、引退を決定しました。私達の会社を支え、信じて下さったすべてのお客様、パートナーに心から感謝申し上げます》と明かした。

オリエント工業の“ラブドール”が、世界に誇る日本の美術品である理由

擬似性交に用いられる人形は「ダッチワイフ」と呼ばれてきたが、中でもシリコンなど高価な材料で作られたものは「ラブドール」と呼ばれている。オリエント工業は、このラブドールを1977年から製作してきた老舗メーカーである。

【悲報】ラブドール老舗「オリエント工業」業務終了のお知らせ!日本全国の独身男性阿鼻叫喚! · Comments3.

長年オリエント工業のラブドール製作の中心人物を務めてきた靏久氏は、ラブドール製造独特の難しさをこう話す。大澤氏も同様だ。

ラブドールを作り続ける、オリエント工業の40周年記念展がスタート

大澤氏がオリエント工業に入社したのは、学生時代、同社のアルバイトでたまたまラブドール開発に携わったのがきっかけとのこと。

ラブドールの聖地「オリエント工業ショールーム」は想像以上に深くて真面目だった! ..

オリエント工業のラブドールが数十万円の価格でも売れていく理由は、ディテール部分へのこだわりにある。例えば手指の1本1本にも骨にあたる芯がある。触ってみれば、やわらかさの内側にコリっとした感触があり、まるで本当の人間の指のようなのだ。

オリエント工業. メンテナンス中です. 申し訳ございません。ただいまメンテナンス中のためサイトのご利用ができません。

そのような期待に応えるラブドールを目指したからこそ、オリエント工業のこだわりは他を圧倒し、市場での評価もまた圧倒的なのだろう。

愛人形 LoveDollの軌跡 ~オリエント工業40周年記念書籍~ |本 | 通販

リアルなドールだけに、安直に遺棄すれば本物の人間と間違われ、騒ぎに発展しかねない危険性もあってのこと。だが、それ以上に生み出した側のオリエント工業と、愛情を注いできた持ち主とが、本当の生命体と同じように接していることが伝わる話だ。

オリエント工業(Orient Industry) 人形の人気商品

オリエント工業は上野と大阪、福岡でショールームを運営し、実際のドールを見てもらう場を設けている。また、こことは別に過去4回ほど銀座のギャラリーからの依頼で個展を開いているのだという。

それに伴い、新規の受注受付も停止するという。 歯科実習用の人形としての利用も

多様な局面とパーツにおいて、リアルと非リアルのバランスを巧みにとっていった結果、到達したのが現在のオリエント工業のラブドール、その完成度なのだ。

愛人形 LoveDollの軌跡 ~オリエント工業40周年記念書籍

一目で恋に落ちて結婚した妻との日々を描き、”ラブドール職人”という型破りな設定とセンセーショナルな展開に多くの話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説「ロマンスドール」。発表から10年、原作者自らがメガホンを取り、純愛と性愛が交差する、新たな映画作品『ロマンスドール』。高橋一生39歳の誕生日である本日12月9日に、本作でラブドールの造形士役を務める高橋の職人姿の画像が解禁となった!

美大の彫刻科を卒業してフリーター生活をしていた哲雄(高橋一生)は、大学時代の先輩に紹介された「久保田商会」を訪ねる。職員の田代(渡辺えり)の説明で、そこがラブドール制作工場だということが判明するが、お金が必要だった哲雄はラブドール職人として働くことを決意する―――。リアリティのある造形士を演じるため、高橋は『南極1号伝説』『愛人形 Love Dollの軌跡~オリエント工業40周年記念書籍~』などの資料を読み込んだ上で、実際にオリエント工業を訪問、製造工程の実習に複数回参加した。かつて舞台の大道具なども経験したことがある高橋は飲み込みが早く、指導に当たったオリエント工業 造形士の大澤氏も驚くほど上手にドール作りの工程を進めた。最終的には大澤氏と専門用語で会話できるほどの知識もつけ、役作りは完璧。高橋自身も【今回の役を演じるにあたり、実際にラブドール工場に見学に行き、ドールづくりについて学びました。そこにいるのはまさに職人の方々で、工芸的な感覚でひとつの作品として作ってらっしゃる姿を見て、自分も哲雄を演じる心構えができました】とコメントしており、心身共に“職人”を演じる準備を万全に整えた上で、哲雄というキャラクターに挑んだことが伺える。

今回解禁となった場面写真は、そんな高橋が真剣な眼差しでドールに向き合う姿を切り取ったもの。“何か”に取り憑かれたようたその目は眼光鋭くドールの原型を見つめており、真剣なモノづくりの雰囲気がひしひしと伝わってくる。

2020年 1月24日(金)全国ロードショー

(公式)オリエント工業 ギャラリー&ショールーム (@orienttokyo) / X

今年8月、突然の廃業を発表した日本のラブドールメーカー「オリエント工業」(東京都台東区)。その発表に多くの愛好者たちは悲嘆に暮れたが、創業者の土屋日出夫氏の意志を引き継ぎ、さらに事業発展させるべく立ち上がった男がいる。それが新社長の岡本祐也氏だ。事業承継の経緯と今後の展望について話を聞いた。

ラブドール45年の歴史 第1号の「微笑」から介護用「とめさん」

オリエント工業は1977年に創業者の土屋氏が特殊ボディメーカーとして立ち上げた会社だ。当時の性玩具があまりに粗悪だったことから「性処理だけが目的の単なる性玩具ではなく“心の安らぎ”を得られる女性像の開発を」と始めたのが、ラブドールの開発だった。

女性客が6割! オリエント工業40周年記念展「今と昔の愛人形」で感じた「不気味の谷」が潜む場所 ..

だが、2019年頃から10万円未満の安価で粗悪な中国製ラブドールがいくつも登場したことにより、80万円から100万円ほどするオリエント工業のラブドールは大打撃を受けた。

(公式)オリエント工業✴︎過去アーカイブ (@lovedoll_no1) / X

中国製ラブドールにどう対抗するのか。岡本氏に“シン”オリエント工業の展望も含めて聞いた。

空気人形はドール好きのなかでは意見が分かれている気が、、、 #映画

ラブドール製造の老舗「オリエント工業」(東京都台東区)が公式サイトで事業終了を告知しました。土屋日出夫代表が、体調を優先することを決断し引退を決めたため。上野ギャラリー&ショールームは9月20日まで、工場の営業は2024年10月20日で終了する予定。