「米ドル崩壊」でビットコインは来年急騰へ、一部アナリストが予言
第1章 デリバティブ6京円!?
第2章 サブプライムローン問題の本質
第3章 巧妙な錬金術の成れの果て
第4章 苦悩するFRB
第5章 ドル崩壊への道
最終章 最後に残るのはどこなのか?
ユーロ崩壊、誘導された円高…。その先に待ち受けるシナリオとは—反ロスチャイルド同盟の最終戦争が始まった。 目次
アメリカのサブプライム問題に端を発した経済の混乱は、世界中を破綻の連鎖に陥れようとしている。
いよいよ、巻き戻しが始まった!
巨大な規模に膨れ上がったフェイクマネー(ニセ金)。
吹き荒れるスタグフレーションの嵐!
リスク回避策が更なるリスクを呼び、ドルの価値はますます希薄化する。
FRBも、今や、手のうち用がない!
第一章 デリバティブ6京円
今、世界に何が起きているのか?
世界を席巻する金融の危機
デリバティブ6京円
レバレッジが拡大させたデリバティブの市場規模
(コラム1)商品先物取引とレバレッジ
世界経済に破滅をもたらすCDS
(コラム2)信用保証とCDS
フェイクマネー(ニセ金)の罪業
第二章 サブプライムローン問題の本質
ウォール街G5の陰謀
リセッション入りを回避せよ
アメリカ住宅ローンビジネスの実態
嘘つきローンの甘い罠(オプションARM)
キャピタルゲインという名のドリーム
モラルハザードの蔓延
ホームエクイティローンの功罪
第三章 巧妙な錬金術の成れの果て
現代の錬金術師たち
誤解と詐欺まがいのRMBS(証券化商品)
厚化粧で隠されたCDO(証券化商品)
大手銀行の危うい賭け(SIV)
無謀なレバレッジ戦略
リスク回避がリスクを生む(CDSによる債務保証)
サブプライムローン問題の全体像
最も罪が重いのは誰か?
ついに破滅が始まった(ブラディ・チューズデイ)
モノライン格下げによる地方政府の窮状
ついに来たCDSの危機
第四章 苦悩するFRB
最悪のタイミング「ルール157」(会計基準の厳格化)
なり振りかまわぬFRB
実体経済の悪化が始まった
FRBの究極の救済策(新型証券融資)
評価損を利益とするマジック
(コラム3)ベアー・スターンズに続くのはどこだ?
フェイクマネー(ニセ金)と化した米ドル
第五章 ドル崩壊への道
ドルとは何か?
(コラム4)FRBは民間銀行?
基軸通貨となったドル(ブレトン・ウッズ体制)
固定相場制の終焉(ニクソン・ショック)
ドルの希薄化が始まった(プラザ合意)
世界経済に影響を与えた日本の政策(金融ビッグバン)
(コラム5)金融市場中心の金利政策
餌食にされたドルペッグ制(アジア通貨危機)
(コラム6)空売りの仕組み
ロシアのデフォルトと天才たちの破綻(LTCM危機)
サブプライムへの予兆(ITバブル崩壊)
アメリカ政府の危機感(ドル防衛宣言)
新興経済諸国の苦難
欧州に迫るバブル崩壊の危機
ドルが崩壊する日
最終章 最後に残るのはどこなのか?
あとがき(監修者)
ドルの崩壊でユーロ、元など他の通貨はどうなるのか。日本の円、貯蓄や株価はどうなるのか。迫り来る通貨危機で大きく儲ける方法はあるのか。二人の国際金融専門家が見通した。
金ドル本位制をわかりやすく解説!崩壊した理由や前身の制度も紹介
第1部 なぜドルは崩壊するか(繁栄の幻想;金の裏付けのない通貨は失敗するように運命づけられている ほか)
第2部 貨幣の今と昔(貨幣とは何か;最初の黄金期 ほか)
第3部 なぜ金は急騰するのか(金のファンダメンタルズはプラスだ;不安指数―心配し始めたばかりだ ほか)
第4部 ドルの崩壊で儲ける(実物資産としての金;貴金属投信 ほか)
暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は30日、米ドルが崩壊しなくても、ビットコイン()の価格は20万ドル(約3,065万円)に到達できるとの見方を示した。
円」が約17年ぶりの高値を記録…2008年の〈豪ドル・バブル〉崩壊は
シンガポール在住、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。引き続き、から世界情勢を解説していきます。日本でもアメリカ株や米ドルへの投資が過熱していますが、同国経済の行方についてジム・ロジャーズ氏にインタビューをしました。
ドルの崩壊とは、価値が大幅に下落して信用を失うこと。この見方を示した理由は、ある金融アドバイザーから「ビットコインの20万ドル到達にはドルの崩壊が必要か」と質問を受けたためだという。今回ホーガン氏はXで、上述した見方の根拠を説明した。
米国の影響力に懐疑的な人々がそう願おうと、ごくわずかな円高論者がドル高一服を切に求めようとも、ドルの覇権を乗り越えることはできない。
その上で、重要なことは2つの論拠が複合的に作用することであると指摘。そして、最終的に自身が考える最も可能性の高いシナリオは「ビットコインが成熟し、価値の保存手段の市場が2倍に発展することで、1BTCの価格が7桁(100万ドル=1億円単位)になること」だとした。
こういった主張を根拠に、ホーガン氏はビットコインが20万ドルに到達するために米ドルが崩壊する必要はないとの見方を示している。ビットコインに必要なことは現在のように、機関投資家が投資する資産として成熟し続けることだとした。
8月5日の東京株式市場で、日経平均株価は4451円安と過去最大の下げ幅を記録し、多くの投資家や市場関係者を震撼(しんかん)させた。
もちろん、ドルの基軸通貨としての権威がただちに崩壊するわけではない。1944年のブレトンウッズ会議以来、ドルは国家間の国際貿易収支の決済に使われる唯一の通貨であった。しかし、訪中したマクロン仏大統領は、米国から離れた「戦略的自治」を構築するというメッセージを、習近平(シー・ジンピン)との中国訪問時に声高に主張し、ワシントンを落胆させた。欧州の一部の人々は、ワシントンによるドルの「武器化」に不満を漏らしており、欧州でも米国離れの動きが始まった。「米国の追従者」になるだけでなく、「自分たちのものではない危機に巻き込まれないように」というマクロンの呼びかけは、欧州の指導者たちにも受け入れられているようだ。
米ドルは基軸通貨の地位を失わない…脱ドル化が起こらない3つの理由
ドルの優位性を武器にした米国のおごりから始まった脱・ドル化の流れだが、1971年のニクソンによる金兌換(だかん)の停止は、歴史の全ての通貨制度と同様にドルの終焉(しゅうえん)を迎えることを告げるものだった。バイデン政権が破壊したペトロダラー(ドル・石油本位制)は、これから長い時間をかけて失墜していくだろう。
モルガン・スタンレーは、米ドルがすぐにライバルに取って代わられることはないだろうと述べています。
ブレマーの言うように、米国もドルの下落に対して指をくわえて見ているわけではない。しかし、今後のドルの防衛には米国金利の上昇が必要条件となってくる。ここで、米国の当局はかなり苦労することは間違いない。米国経済を破壊してまでペトロダラーを守ろうとするのか、それとももっと悪いこと(新たな戦争)をするのか、見ものである。