過去5営業日分の為替レートを表示します。 1米ドル, 1豪ドル
それに対して、日銀は素早い追加利上げができにくいと考えられる。2025年前半に1ドル160~165円を目指し、年後半はもしかすると、それ以上の円安もあり得る。
25年末に1ドル=150〜155円 外為どっとコム総研中村氏
トランプ政策は、いずれもインフレ促進の作用を持っているので、そのメニューの実行が早いか遅いかによって、インフレ・リスクの顕在化の時期は変わってくるだろう。新政権の閣僚人事は、トランプ氏の忠臣が揃っていて、政策対応は早い時期に実行される可能性がある。すると、FRBの利下げ停止は早いタイミングになり、2025年後半はやはりドル高円安への変化が加速する可能性がある。12月のFOMCで示されたメンバーの物価予想は、2025年2.5%(9月2.1%、PCEデフレーター)である。それを上回っていけば、政策金利のスタンスも変わっていくだろう。
目下、トランプ氏は連邦予算のつなぎ法案に反対し、政府閉鎖のリスクが急浮上している。そこでは、連邦債務上限を求めている。債務上限が引き上げられれば、トランプ氏が推進しようとしている法人税減税なども実行しやすくなる。政府債務拡大は、インフレ要因であり、米長期金利を上昇させる圧力となる。早くもドル高円安の要因を作るような行動を採ったようにみえる。
円相場 一時1ドル=157円台に 日銀 植田総裁の発言受け | NHK
翻ってなぜ、日銀は為替介入が難しくなるような局面でわざわざ火中の栗を拾うように、円安容認的な金利据え置きをしたのであろうか。何度も繰り返すが、「こうすれば、こうなることは事前にわかっていたはず」だと思う。これが筆者が抱く日銀の謎である。
為替レートの円安化を防ぐ手段には、為替介入もある。しかし、為替介入は伝家の宝刀で容易に使うことはできない。2025年1月20日以降は、トランプ政権に交代し、財務長官もベッセント氏になる。ドル売り・円買い介入は、米国側に容認されるだろうか。そこには、Noと言われるかもという不確実性がある。直感的に為替介入は、以前よりも実施しにくくなるとみられる。なお、2017~2021年の前回のトランプ政権の時期には、日本は為替介入を行っていない。
円相場 一時1ドル=157円台後半まで値下がり | NHK | 株価・為替
本年7月11・12日の為替介入では、1ドル161円で介入して157円まで円高方向に押し戻した。介入ラインが160円だとすると、現在の為替レートはその介入ラインに近づいている。日銀の金利据え置きは、きっと投機的な思惑を刺激して、円売り圧力を生じさせることだろう。おそらくドル円レートは、1ドル160円を試しに行くだろう。
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
【NHK】20日の東京外国為替市場は、日銀が追加の利上げに慎重だという見方から円を売ってドルを買う動きが進み、円相場は一時、1ドル…
「こうすれば、こうなることは事前にわかっていたはず」と思えるのが、日銀の金利据え置きだ。12月利上げを見送れば、円安が進んでいくことはわかっていた。さらに判断に慎重さを示したことで、今後も円安が進むだろう。
日米の政策金利差を考えると、FRBは2025年前半に2回の利下げを行って、日銀が1回の利上げを行うと、金利差は3.25%ポイントまで縮まる。この日米金利差の縮小自体は、円高要因だ。しかし、その後の2025年後半以降は米金利が引き上げ方向に向かうと予想されれば、現在の金利差よりも、将来の金利差予想に反応して、ドル高円安へと向かう可能性がある。
2025年のドル円相場見通し | 三井住友DSアセットマネジメント
26日の東京外国為替市場の円相場は午後5時、前日(午後5時)と比べて35銭円安・ドル高の1ドル=157円35~37銭で大方の取引を終えた。
ドル円理論価格 1ドル=157.06円(前日比+0.08円)
外国の通貨(ドルなど)の価値に比べて円の価値が高くなることが「円高」、反対に低くなることが「円安」である。
例えば、円相場が1ドル=100円から1ドル=90円になれば、円の価値が上昇したことになるので「円高」と呼ばれ、1ドル=110円となれば、「円安」と呼ばれる。
円高、円安は政治的経済的要因によって外国為替市場における円への需給が変化することで生じる。円高では輸入品が安くなり、物価を下げる効果があるが、円高が続けば輸出産業は苦しくなる。
戦後日本は長い間1ドル=360円の固定為替相場制であったが、1973年以降は変動為替相場制となった。過去最大の円高としては2011年10月31日の1ドル=75円32銭がある。
5カ月ぶりに一時1ドル=157円台に 日銀利上げ見送り、円安進む
例えば、日本人が旅先のハワイで買い物をするため、手元にある1万円をドルに両替するとします。が1ドル=100円であれば、1万を100で割った100ドルになります。しかし、もし為替相場が1ドル=80円であれば、1万を80で割った125ドルになり、また、1ドル=125円であれば、1万を125で割った80ドルになります。これらを比べると、1ドル=80円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くのドルを取得できるので、円高ということになります。逆に、1ドル=125円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ないドルしか取得できないので、円安ということになります。
1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号
26日の外国為替市場の相場は午後7時時点で1ドル=157円42銭前後と、午後5時時点に比べ9銭の小幅なドル高・円安。は1ユーロ=163円66銭前後と12銭のユーロ高・円安で推移している。
円は対ドルで小幅安、実需の売りで157円台半ば-日銀慎重姿勢も重し
ドル円レートは、ここにきて円安加速の様相を帯びている。日米金融政策の姿勢が微妙に変化したせいである。鍵を握るのは、トランプ次期大統領の政策だ。日本は円安が再び為替介入のラインに迫ったとき、機動的に介入実施ができるだろうか。おそらく、動きにくいのではないか。それを悟られると投機的円安が進んでしまう。
【「1ドル=160円」が早まる:佐々木融】 • 【「1ドル=160円」が早まる:佐々木融】追..
再び円安が加速している(図表)。米国では、長期金利が4.5%台まで上昇している。トランプ次期大統領の政策が、2025年にインフレを促すとみられるので、それを見越してFRBも利下げがしにくくなると見通しを変更した。12月のFOMCでは、25年末までに2回分▲0.50%ポイントの利下げ(前回9月4回分▲1.00%)を示した。おそらく、半年ごとに1回ではなく、2025年前半の早い時期に2回の利下げになるだろう。だから、2025年後半は政策金利据え置きになって、金融政策の方針が転換される可能性がある。心配されるのは、FRBが今度はどこかで利上げに転じるのではないかという思惑が急浮上することだ。米長期金利は、上昇基調に転じることになる。つまり、為替レートもドル高・円安のトレンドに転じていく可能性がある。