リベルサスと一緒に胃薬も服用しても大丈夫? リベルサスの使用中に胃薬を併用することは一般的に可能ですが、医師の指示に従うことが重要です。
*複数のH2RA(シメチジン、ラニチジン塩酸塩、ファモチジン、ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩)に関するデータがひとつにまとめられたうえで解析がおこなわれているため、ステートメントからは割愛した
注)H2RA=H2ブロッカー
消化性潰瘍診療ガイドライン2020より引用
この記事では、副作用がなぜ起こるのか、どうすれば軽減できるか、本当に辛い時に試して欲しいことなどをご紹介します。
〜ぼやき〜
ネットでたまに、GLP-1は副作用の吐き気で痩せている危ない薬と揶揄されることがあります。
そもそも副作用とはなんでしょうか。
WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のた め、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意 図しない反応」としています。
セマグルチドの意図した効果とは、簡単にいうと糖尿病における血糖コントロールです。それに付随して胃運動抑制効果もあり体重減少効果が生じます。
つまり、体重減少効果は意図した反応と考えられます。
薬を作る際に製薬会社はなるべく人の体に負担のない薬を作ろうと考えます。初めから吐き気がでない薬を作るに越したことはないですが、そこをカバーできず有害事象として発現するのが吐き気などの「副作用」と考えます。
もちろんセマグルチドを服用している方でなかなか吐き気が改善しない方が継続して内服をすることで体重減少に至ったとしたらそれは吐き気で痩せていると言ってもいいかもしれません。
しかし、実際には長期的な吐き気はなく体重減少効果が得られている人が多いのも事実です。私個人として、副作用で痩せる薬とは思いません。
②十二指腸潰瘍初期治療において、シメチジンとアルジオキサとの併用では治癒の上乗せ効果あり(1987.非ランダム)。
③胃潰瘍維持療法において、H2ブロッカーあるいはPPIと防御因子増強薬の併用による上乗せ効果は認められませんでした。(BQ4-5)(※BQ=Background Question:背景疑問、すでに結論が明らかな疑問のこと)
④十二指腸潰瘍維持療法についてはそもそも文献がありません。
併用には注意が必要です。 いずれにせよ、副作用が強く心配なときは処方医に相談することが大事です。 食事の質を変える
セマグルチドとSNACのどちらも、副作用として胃腸障害の頻度が高い薬なので、リベルサス服用時も同様の副作用が見られます。
というわけでまとめてみると、「PPIに防御因子増強薬を足しても意味はなさそう」「H2ブロッカーと防御因子増強薬の併用は一部には効果あり」ということになります。(表2)ですが正直どのエビデンスも弱いです。
胃や腸で起きること 薬の「のみ合わせ」Vol.1 | 住友ファーマ株式会社
リベルサスは、2型糖尿病治療を目的とした薬剤として使用されることが多いですが、肥満治療による体重管理にも効果が期待されています。
この記事では、リベルサス使用時に起こる可能性のある副作用やそれらの危険性と適切な対処方法などについて詳しく解説します。
リベルサス錠14mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
セマグルチドを経口薬にするためには胃で分解されないようにするという難しさがありましたが、SNAC(サルカプロザートナトリウム)という吸収促進剤を含有することでその課題を克服し、リべルサスという世界初の食欲を抑える経口薬になりました。
セマグルチド(オゼンピック、リベルサスの主成分)の副作用は、特に内服を開始・再開したり用量を増やしたときに起こります。また、用量が多いほど副作用は出やすいと報告されています。
副作用のほとんどは軽度で、最も多い副作用は吐き気です。
GLP-1の副作用は吐き気以外もある⁉使用する前に適切な知識を
リベルサスの服用については、胃の不快感や消化不良などの胃腸障害を感じる方が多いとされています。
リベルサス 胃薬 併用のお悩みも医師にすぐ聞ける
①胃潰瘍初期治療だとラニチジンとテプレノン、シメチジンとエカベトなど、いくつかのH2ブロッカーと防御因子増強薬との併用療法で上乗せ効果が認められるという報告があります。
リベルサス胃について
GLP-1ホルモンには、胃腸の働きを抑えるので、長時間満腹感が続きますので、ダイエットで一番つらい「空腹感」が減少します。それに加えて、一緒に内服するSGLT2阻害薬(カナグル)によって、糖を吸収せず、尿から排出する働きがあるため、糖質を摂取しても吸収されにくくなります。
リベルサスの副作用と危険性
リベルサスの副作用として頻度が高い胃腸障害は、下痢や便秘・腹痛、軽度の吐き気や嘔吐で、特に下痢や腹痛・吐き気は、5%以上の方が悩まされています。
食事と服用のタイミング:リベルサスは食事と関係なく服用できますが、食後に服用することで吐き気が軽減される場合があります。 また、服用後にすぐに横になるのは避けるようにしましょう。 少量の頻回食:一度に大量の食事を摂るのではなく、少量の食事を頻繁に摂ることで胃への負担を減らし、吐き気を軽減することができます。
以下の薬をメトホルミンと併用すると、副作用である乳酸アシドーシス(胃腸障害、けん怠感、筋肉痛、過呼吸など)があらわれやすくなります。
MSD Connect
では攻撃因子抑制薬と防御因子増強薬の併用はどうなのでしょうか?こちらは作用機序がまるで異なるので即重複で切られるようなことはないのですが、併用の効果はあるのでしょうか?胃潰瘍および十二指腸潰瘍の非除菌治療における併用療法について消化性潰瘍診療ガイドライン2020を参照してみました。
リベルサスの副作用 吐気の対処法
リベルサス(GLP-1)は2020年6月に国内で承認された内服薬です。注射の痛みや手間、リスクがなく自宅で簡単に治療を実施できます。
EMオンライン診療クリニック
リベルサスが引き起こす胃腸障害について、少しでも症状が軽減できると思われる対処法をご紹介します。
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現在、多くの患者さんにご利用いただいている内服タイプのGLP-1 リベルサスに加え、注射タイプのGLP-1 オゼンピックを導入することにしました。
しかし、昨今の薬剤の流通規制のため、当面の間、処方は1回の診察で最大2本までとさせて頂きます。ご理解の程、宜しくお願い致します。
基本情報・Q&A
そこでは、「「原則」の例外として、服用時点が異なるため併用投与でないことが症状詳記から判断できる場合等は認める」とあります。例えばPPIからH2ブロッカーへの切り替えの際、下のような処方箋になったとしても併用投与に該当しないため問題無いということです。
リベルサスによるダイエット(GLP-1) オンライン診療対応
嘔気が強く、生活に支障をきたすレベルであれば、一時的に服用を中止してください。通常はリベルサスであれば1日内服を中止するだけで血中から有効成分がほ消失するため吐き気が消失することが多いです。
医療ダイエット薬「リベルサス」について解説
リベルサスは、糖尿病治療に用いられる医薬品ですが、細菌では、肥満治療としても用いられています。しかし、使用する際には副作用に注意が必要です。
アスクドクターズ
左側を下にすることで、消化系の臓器である胃や膵臓への負担を軽くすると、消化が促進されるといわれていますが、リベルサスには消化を緩やかにするという薬効があるので、あまり期待はできないかもしれません。
禁忌含む使用上の注意
とはいっても潰瘍になってから治療するより潰瘍にならないようにしたほうが良いに決まっています。実際の一次予防効果はどうなのでしょうか。
消化性潰瘍診療ガイドライン2020では、プロスタグランジン製剤、PPI、H2ブロッカーに予防効果が認められ、上部消化管出血の予防効果がPPIは他と比べて有意に優れているとして、潰瘍既往歴がない患者におけるNSAIDs潰瘍発生予防治療に対し、「PPIによる予防を行うように提案する。(推奨の強さ:弱、エビデンスレベル:A)」となっています。また、LDA服用者の場合も、潰瘍の一次予防としてPPIの併用を推奨しています。
リベルサス錠3mgの基本情報
GLP-1ホルモンは、インスリンの分泌を促す働きを持ったホルモンの1つです。健康な人の体では、食事を摂取した際に小腸から分泌され、脳に「もうお腹がいっぱいである」という信号を送り、食べ過ぎを抑制する役割があります。
さらに、GLP-1ホルモンには、胃酸分泌や腸の働きを低下させる効果もあり、食べ物の消化に時間がかかることで、お腹が満腹な状態が長く続き、食欲を低下させる効果もあります。また、膵臓に作用して血糖値のコントロールにも効果があります。通常、GLP-1ホルモンの分泌量には個人差があり、分泌量が多い人は痩せやすい体質で、少ない人は太りやすい体質と言えます。そのため、肥満症の方にGLP-1受容体作動薬を使用することで、食欲を抑制し、自然と痩せやすい体質をつくる効果が期待できます。
QLife
NSAIDsとしばしば一緒に出されているレバミピドの効果はどのくらいでしょうか。レバミピドはプロスタグランジン製剤ミソプロストールと同等の予防効果が認められています。また、高用量レバミピド(1日900mg)は「薬剤性小腸障害」に有効な可能性ありとなっています。PPIより安価であり、投与期間制限もないこと、H2ブロッカーのように耐性の心配がないこと、PGE1製剤のような副作用の心配がないこと、そして1日1回か2回と決まっているPPIやH2ブロッカーと違い、NSAIDsの頓服の際、一緒に服用する使い方ができることなどにより、レバミピドはNSAIDs使用の際、広く併用されています。
医師に聞けるQ&Aサイト
リベルサスには、食べ物の消化を遅らせ胃に長時間留める効果があり、副作用として吐き気や嘔吐を感じる方も多くいらっしゃいます。