ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。
17.1有効性及び安全性に関する試験
アジスロマイシン経口剤投与のみの成績〈皮膚科感染症〉
17.1.1国内第II相/第III相試験浅在性化膿性疾患(せつ、せつ腫症、よう、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節)炎、ひょう疽、化膿性爪囲炎)に対する有効率は91.8%(67/73)であった。
17.1.2国内第III相試験二重盲検比較試験で浅在性化膿性疾患に対するアジスロマイシン錠の有効性が確認された。
〈呼吸器感染症〉17.1.3国内第II相/第III相及び海外二重盲検比較試験
呼吸器感染症(咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、慢性気管支炎、気管支拡張症(感染時)、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、肺化膿症、マイコプラズマ肺炎)に対する有効率は97.6%(373/382)であった。また、二重盲検比較試験で肺炎、慢性気道感染症に対するアジスロマイシン錠の有効性が確認された。〈耳鼻科領域感染症(副鼻腔炎)〉
17.1.4海外オープン比較試験耳鼻科領域感染症(副鼻腔炎)に対する有効率は100%(36/36)であった。
〈歯科・口腔外科領域感染症(歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎)〉17.1.5国内第III相試験
歯科・口腔外科領域感染症(歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎)に対する有効率は85.9%(73/85)であった。また、二重盲検比較試験で歯科・口腔外科領域感染症に対するアジスロマイシン錠の有効性が確認された。〈クラミジア・トラコマティスによる性感染症(尿道炎、子宮頸管炎)〉
17.1.6国内第III相試験クラミジア・トラコマティスによる尿道炎、子宮頸管炎に対するアジスロマイシン錠1,000mg(力価)1回投与の有効率(PCR法による陰性化率)は主判定時期である投与開始15日目では86.7%(98/113)であった。また、副判定時期である投与開始29日目では90.7%(98/108注))であった。
注)29日目の解析から除外した5症例は、投与開始15日目以降に併発疾患を発現した1例、抗菌薬を併用した1例及び投与開始15日目で観察を終了した3例であった。アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン経口剤へ切り替えた(スイッチ療法)場合の成績
〈呼吸器感染症(肺炎)〉17.1.7国内第III相試験
呼吸器感染症(肺炎)に対する非対照試験において、アジスロマイシン注射剤500mgを1日1回、2~5日間点滴静注した後、アジスロマイシン錠500mg(力価)を1日1回経口投与した。注射剤と経口剤の総投与期間は合計7~10日間とした。注射剤から経口剤への切り替えは、被験者の状態で医師が判断した。投与開始15日目の有効率は84.5%(60/71)であった。本試験で原因菌として分離同定された肺炎球菌はすべてアジスロマイシンに対する感受性は低かったが(MIC≧2μg/mL)、11例のうち10例が有効例であった。表肺炎球菌のアジスロマイシン感受性別、MIC別の臨床効果(投与開始15日目)
--------------------------表開始--------------------------n/Na)有効率(%)
感受性別:耐性(MIC≧2μg/mL)10/11(90.9)
MIC不明2/3(66.7)MIC別:
MIC=4μg/mL1/1(100)MIC=8μg/mL0/1(0)
MIC=16μg/mL3/3(100)MIC>64μg/mL6/6(100)
a)n=有効の例数、N=評価例数から判定不能を除いた例数有効率はn/N×100から算出した。
--------------------------表終了--------------------------本試験で報告された主な副作用は下痢14.7%(15/102)、注射部位疼痛5.9%(6/102)であった。[7.6、7.7参照]
17.1.8海外第III相試験呼吸器感染症(肺炎)に対する無作為化比較試験において、アジスロマイシン注射剤500mgを1日1回、2~5日間点滴静注した後、アジスロマイシンカプセル注)500mg(力価)を1日1回経口投与した。注射剤と経口剤の総投与期間は合計7~10日間とした。注射剤から経口剤への切り替えは、被験者の状態で医師が判断した。
投与終了10~14日目における有効率は77.4%(106/137)であった。本試験で報告された主な副作用は注射部位疼痛及び下痢各5.4%(各11/202)、注射部位感染/炎症3.5%(7/202)であった。[7.6、7.7参照]
注)国内で承認されている成人用製剤は錠剤及び注射剤である。〈骨盤内炎症性疾患〉
17.1.9国内第III相試験骨盤内炎症性疾患を対象とした臨床試験(詳細診断名:肝周囲炎、骨盤腹膜炎、ダグラス窩膿瘍、子宮内感染、子宮付属器炎)では、アジスロマイシン注射剤500mgを1日1回、1~2日間点滴静注した後、アジスロマイシン錠を250mg(力価)1日1回経口投与した。注射剤と経口剤の総投与期間は合計7日間とした。注射剤から経口剤への切り替えは、被験者の状態で医師が判断した。
投与開始15日目の有効率は94.1%(48/51)であった。主な原因菌であるクラミジア・トラコマティス及び淋菌に対する臨床効果(有効率)及び細菌学的効果(菌消失率)は、それぞれ、100%(12/12、6/6及び11/11、6/6)であった。本試験で報告された主な副作用は下痢11.8%(9/76)、注射部位疼痛及び悪心各5.3%(4/76)であった。[7.9参照]
これらの症状は、ジスロマックが腸内細菌に作用するために起こります。
現代の医療技術では、抗生物質で歯周病菌を駆逐させることが出来ないため、SRPなどの物理的アプローチでプラーク(バイオフィルム)を除去していくしか方法がありません。
ジスロマックジェネリックの効果が長く続く分、服用した翌日以降に副作用が出ることがあります。
ジスロマックジェネリックの効果が認められている細菌は、次の通りです。
ジスロマックジェネリックは感染症の原因となる細菌だけでなく、腸内細菌にも作用してバランスを変化させてしまうことがあります。
抗生物質の投与期間が過ぎてしまえば、冬眠している細菌が目を覚まし、細菌を増殖させ結果的に元の状態に戻ってしまいます。
そのため、抗生物質は歯周病に効かないと言われている理由となります。
主な副作用として、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満、血栓性静脈炎、カンジダ症、発疹、じんま疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
薬の効果を最大限に引き出すためには、この点を患者さんにしっかりと理解してもらう必要があります。
次にジスロマックジェネリックの副作用をさらに掘り下げて解説します。
副作用がいつからいつまで続くかは人それぞれ個人差があるので、服用から1週間前後は特に体調の変化にご注意ください。
抗生物質は活動している細菌には効果が期待できます。しかし、先にご説明したとおり活動していない細菌には効果がありません。
ジスロマック錠250mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
したがって、抗生物質の効果へ依存することは歯周治療を行う上では歯周病専門医の視点ではあまりおすすめ出来る方法ではありません。
ジスロマック錠600mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
歯周病は抗生物質(ジスロマック)だけでは治らない | 目白の歯医者
プラーク(バイオフィルム)内の細菌は、動物でいうと冬眠状態です。活動していない細菌は抗生物質を取り込まれる薬剤の量はごく僅かなため、抗生物質が効きません。
つまり、抗生物質だけで歯周病を治すことはできないけれど、歯周病の治療と併用することで高い治療効果が得られます。
また、薬の作用によって常在菌のバランスが変化することで、副作用として「カンジダ症」になることがあります。
ジスロマックという薬があります。 マクロライド系の抗生物質です。 ..
また、副作用として起こりやすいとされる胃腸症状については、数日しないうちに軽快するケースがほとんどです。
マクロライド系抗生物質で、病原細菌の蛋白合成を阻害することによって抗菌作用を示します。 · 使用上の注意
性行為などにより感染します。
体液は精液や膣分泌液だけではなく、唾液も含まれることからキスでも感染する可能性はあります。
体液が付着している手で目を触ったことで目の結膜に感染する場合もあれば、目から咽頭に伝わって咽頭に感染するような場合もあります。
性器クラミジア感染症の患者数は上記グラフのようにほぼ横ばいで推移しています()。
母子感染するケースもあり、母親が出産時にクラミジアに感染していれば産道で赤ちゃんに感染してしまいます。
そのため、母子感染のリスクを下げるためにも妊娠初期には性病検査が行われます。
ド系抗生物質よりも強い防御効果及び治療効果を示した44~48)。 ⑶黄色 ..
症状は軽度なことがほとんどですが、服用から1週間前後は念のため副作用にご注意ください。
薬物相互作用(ジスロマック錠/カプセル小児用/細粒小児用:2000年3月10日承
大腸炎のような重い副作用が現れるのは稀なケースですが、いつもと違う症状を感じるようであれば医師にご相談ください。
抗菌薬(抗生物質) ; ダラシン · ビクシリンS · シプロキサン · ケフラール.
症状は軽度なことがほとんどですが、服用から1週間前後は念のため副作用にご注意ください。
なぜ抗生物質は飲みきらないといけないのか? | フラワー薬局通信
ジスロマックジェネリックには、飲み合わせ(相互作用)の注意事項がいくつかあります。
ジスロマック効果いつからについて | 医師に聞けるQ&Aサイト
この治療法を知っていただいてなお、抗生物質は治療の一環として効果は期待できても、抗生物質だけでは歯周病は治癒しないということがおわかりいただけると思います。
覚えておきたいジスロマックの副作用 | アイドラッグマート コラム
ジスロマックは1週間以上作用するので、服用翌日以降に副作用が出ることがあります。
ジスロマックの効果 · 肺炎球菌 · インフルエンザ菌 · クラミジア菌 · マイコプラズマ菌 · マイコバクテリウム.
治療の効果が増強または減弱し、副作用がより起こりやすくなるというマイナスな影響を避けるために、服用する前に必ず医師に相談し、診断を受けるようにしてください。
医療用医薬品 : ジスロマック (ジスロマックカプセル小児用100mg)
ジスロマックジェネリックは副作用が比較的少ない薬ですが、胃腸に症状が出ることがあります。
5. 効能または効果に関連する注意. <咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、中耳炎>.
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
・尿道炎、子宮頸管炎の人の場合は、1回飲んだあと2~4週間後に効果が判定さ
抗生物質といえば、大体が1日3回とか4回の服用(最近では1日2回のものもあります)ですが、この「ジスロマック」は、構造を工夫することによって、1日1回、1回2錠の服用でいいようになっています。
しかも1回の投与は3日分に決められています。
3日分でも何と1週間効果が持続するそうです。
ジスロマック錠600mg | くすりのしおり : 患者向け情報
マクロライド系抗生物質で、病原細菌の蛋白合成を阻害することによって抗菌作用を示します。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患などの感染症治療に用いられます。
細菌を殺菌するお薬です。細菌が原因のいろいろな病気に用います。 作用
なお、ジスロマックで治療できるマイコプラズマの検査も+12,000円で追加可能です。