最終滑走者となる、暫定2位のアリサ・トルーによる3本目のラン。
2本目のランで最初にフルメイクの滑りを見せたのは、アメリカのテイト・キャロウだった。
ボディバリアル540、ハードフリップインディ、ヒールフリップインディ。
ジャンプボックスでキックフリップインディ、フロントサイドハリケーングラインドなどを決めると、最後には屋根のセクションでフロントサイドテールストールをメイクし、88..33点で2位につける。
「日本選手の両親とも仲が良く、一緒にご飯を…」スケボー・金メダルのアリサ・トルー(14)を陰で支えた日本人母の姿.
最初に会場を沸かせたのは、イタリアのアレックス・ソルジェンテだった。
ラン1本目で、ジャンプボックス脇のボルケーノレッジで50-50グラインドや、レインボーレールでフロントサイドスミスグラインド、屋根の縁でフェイキースミスストールから270アウトなど、コース全体を上手く使った滑りを見せ、83.00点を獲得する。
女子パークは予選を終えた時点で、決勝進出者のうち4人がパリオリンピック決勝進出者(アリサ・トルー、スカイ・ブラウン、ヘイリ・シルビオ、ブライス・ウェットスタイン)で、奇しくも男子と同じ比率となった。
パリ五輪のスケートボード女子パークで金メダルに輝いたアリサ・トルー(オーストラリア)が帰国の際に取った“まさかの選択”が話題になっている。
ちなみにアリサ・トルーはワールドスケートゲームズ2024イタリア大会のバート種目で優勝しており、バート種目での現世界女王。
女子はパリオリンピック金メダリスト、オーストラリアのアリサ・トルー(14歳)が優勝し、2023年カリフォルニア大会、2024年ベンチュラ大会に続いてX Gamesパーク種目で3連覇を果たした。
14歳新女王を岐阜から称賛 豪代表アリサ・トルーの伯父/スケボー
そして今回の金メダルを獲得したアリサ・トルーと他の選手の違いはトリックレベルだけではなく、いかにこの大舞台に向けて良い調整ができているかどうかも要因の一つという風に感じられた。やはり怪我をしないことももちろんだが、直前の大会でもどういう成績が残せるかで勝ちぐせのような良い状態を保ったまま大会を迎えることができるのではないだろうか。
1位 アリサ・トルー (オーストラリア) / 93.18pt
2位 開 心那 (日本) / 92.63pt
3位 スカイ・ブラウン (イギリス) /92.31pt
4位 ドーラ・ヴァレーラ (ブラジル) / 89.14pt
5位 ヘイリ・シルヴィオ (フィンランド) / 88.89pt
6位 ブライス・ウェットスタイン (アメリカ合衆国) / 88.12pt
7位 ナイア・ラソ (スペイン) / 86.28pt
8位 草木 ひなの (日本) / 69.76pt
アリサ・トルー( @arisa_trew ) 2位:スカイ・ブラウン( @skybrown ) 3 ..
3位に順位を落とすも最終滑走者となった開は緊張感が最高潮に高まる中で金メダルを目指してラストランに挑む。2本目でミスがあった「フロントサイドキックフリップ」を決め切れれば得点を伸ばせる可能性が高い展開の中、高得点を残した1本目のトリックをベースにつないでいくと直前の「バックサイドステールフィッシュグラブ to ディザスター」もメイクし、その後の「フロントサイドキックフリップ」もしっかり決め切るとトルーのスコアには届かなかったが92.63ptをマークしてわずかブラウンのスコアを超えて銀メダル獲得を決めた。
そのトルーのスコアを超えて優勝の座を勝ち取るべくラストランに臨んだのはスカイと開。まずスカイは3本目のランとほぼ同じトリックをセレクトするも、全体の完成度を一段階引きあげたランを見せ92.31ptとスコアを伸ばした。トルーのスコアには届かなかったものの開のスコアを上回り暫定2位に。
現在放映中の動画ファン Q&A with にオリンピック金メダリスト、アリサ・トルー
そんな3本目のランでまずベストスコアを残したのはブラジルのドーラ・ヴァレーラ。まずボックスジャンプレールでの「バックサイドフィーブルグラインド」をメイクすると、ボックスジャンプでの「バックサイド360」やセットバックレールでの「バックサイドアクセルストール」、そして最後には「バックサイドキックフリップインディグラブ」を決めて89.14ptと決勝に勝ち上がれなかったベンチュラやパチェコの分も大健闘し4位で2度目のオリンピックを終えた。
スケートボード女子パークは、くしくも東京大会に続いて日本人の母を持つ選手が表彰台を独占した。中心にいたのは14歳のアリサ・トルー。
そんなテルーを追う形で多くの選手がミスするランを横目に、1本目のランをアップデートしてきたのはスカイ・ブラウンだ。1本目と同様にエクステンションでの「インバート」や凱旋門ヒップと呼ばれるセクションで「アーリーウープ」など様々なセクションで豊富なバリエーションを見せると、2本目ではレールオーバーの「フロントサイドキックフリップインディグラブ」や「バックサイドステールフィッシュグラブ」、そして最後には「フロントサイド360」を決め切りフルメイクで終えるとスコアを91.60ptへ引き上げると暫定2位に勝ち上がりトルーを3位に追いやった。
女子パーク決勝 2回目を終え笑顔を見せるオーストラリアのアリサ・トルー=パリ(共同)
まずは1本のミスを修正し、しっかりスコアを伸ばしてきたのはアリサ・トルー。ラン1本目では転倒もあり35.53ptとした彼女は、2本目ではボックスジャンプでの「バックサイド360」からディープエンドの「バックサイド540」、「キックフリップインディグラブ」など豪快な高難度トリックをクリーンに決めるのはもちろん、女子選手ではあまり取り入れられていないスイッチトリック、そして最後には「キャバレリアル360」など様々なトリックが含まれたランは90.11ptという評価を受け、暫定2位になった。
女子パーク決勝 3回目を終え笑顔を見せるオーストラリアのアリサ・トルー。金メダルを獲得した=パリ(共同)
2本目では1本目で85点以上を出せた選手が得点を伸ばせない一方で、1本目で得点が伸びなかった選手はスコアアップさせる攻めのライディングをするなど、ラスト1本を残す前になんとか高得点を叩き出したいという強い気持ちが感じられた。その中でも90点台に乗せてきたのはトルーとブラウンだ。
注目の日系スケートボーダーArisa Trew(アリサ・トゥルー
そんな本決勝は全24名の出場者の中、予選を勝ち上がった合計8名で競われ、スタートリストは ドーラ・ヴァレーラ (ブラジル)、ナイア・ラソ (スペイン) 、アリサ・トルー (オーストラリア) 、ヘイリ・シルヴィオ (フィンランド)、スカイ・ブラウン (イギリス)、草木ひなの、ブライス・ウェットスタイン (アメリカ合衆国)、開心那の順となった。
スケートボード女子・パークで活躍するオーストラリア出身で日本人の母を持つ13歳、アリサ・トゥルー選手にインタビュー!
そしてこの3本目で巻き起こったのはトルー、ブラウン、そして開によるメダル争い。まず金メダルに大手をかけたはトルー。このランでは2本目のトリックをベースに、エクステンションでの「ボディバリアル540」や最終トリックの「ノーズプラント to フェイキー」など豪快な高難度トリックにところどころアップデートして93.18ptというスコアを叩き出し暫定1位になった。
スケートボード女子パークで金メダルを獲得したオーストラリアのアリサ・トルー=パリ(共同)
日本からは東京オリンピック銀メダリストである開心那、アジアチャンピオンの草木ひなの、そして東京オリンピック金メダリストである四十住さくらが出場。彼らに対するは東京オリンピック銅メダリストのスカイ・ブラウン (イギリス)や、今年OQSでもX Gamesでも負けなしのアリサ・ トルー (オーストラリア)など金メダルを勝ち得る優勝候補たちだ。しかし今回連覇を目指し四十住さくらがなんと予選10位で決勝進出を逃す波乱の展開に。
スケボー金メダリストのアリサ・トルー“14歳の素顔” 「アンパンマン大好き」 ..
2021年開催の東京五輪から正式競技に採用されたスケートボード。
地面をお椀のようにくり抜いたようなコースを縦横無尽に疾走し、エア・トリックを繰り出す「パーク」と、街中を模したコースのなかで階段や手すり、スロープを利用したトリックを競う「ストリート」のカテゴリーがあり、東京五輪で日本は男女合計で金メダル3個、銀1個、銅1個のメダルラッシュに沸いた。
そんなスケートボードの女子・パークで、来年のパリ五輪で日本勢のメダルラッシュに待ったをかけようとする日系人選手がいる! オーストラリア出身で日本人の母を持つ13歳、アリサ・トゥルー選手だ。
トゥルー選手は、5月中旬に千葉・ZOZOマリンスタジアムで開かれた世界最高峰の大会「X Games Chiba 2023」にオーストラリア代表として出場。スケートボード女子・パークで4位に入った。その会場にて、彼女にインタビューを行なった!
スケートボード女子パークを制したオーストラリアのアリサ・トルーの3回目=コンコルド広場で2024年8月6日、玉城達郎撮影.
さらに事前の世界ランクを見てみると、1位が開心那、2位がアリサ・トルー(14歳・オーストラリア)、3位四十住さくら、4位スカイ・ブラウン(16歳・イギリス)、5位草木ひなのとトップ5を独占しているが、6位は惜しくも出場を逃した長谷川瑞穂なので、なんと上位6人を独占という他に類を見ない種目となっている。
【X Games Chiba2024パーク】アリサ・トルーが3連覇の快挙&
パリオリンピックスケートボードパークで金メダルを獲得したアリサ・トルーさんの両親についてみてきました。
女子パーク決勝 2回目を終え笑顔を見せるオーストラリアのアリサ・トルー=パリ(共同).
母(愛子)さんは岐阜県の出身であり、アリサさんも年に1度は岐阜へ訪れているそうです。
アリサ・トゥルーのwiki経歴プロフ!豪スケーターで母は日本人
今回は、そんなアリサ・トルー選手の両親について詳しくみていきましょう!