映画「バタアシ金魚」を楽しむ。原作の漫画も面白かったなぁ。。。
昭和の演技、昭和の青春
今だとこんな作品は撮れないだろう。
高校生の飲酒、ラブボ、ノーヘル、たばこ、
筒井康隆のウェスト細い
水泳
金魚の糞から金魚宣言
望月峯太郎原作漫画
「あいつは女…
バタアシ金魚(HDリマスター版) [Blu-ray Disc]
結構衝撃的な作品でした。
何というかエネルギーで満ちた映画です。
若い頃の高岡早紀の可愛いさ、男前な東幹久、いがぐり坊主の浅野忠信。
最高です。
青春のど真ん中の水泳部のお話で主人公カオル(筒井道隆…
個人的には「ドラゴンヘッド」のイメージが強い漫画家である望月峯太郎の原作漫画を実写映画化
水泳部の美少女にしつこくまとわりつくストーカーの話だが、さすが90年代、高校の水泳部のメンバーが堂々とビー…
1990(平成2)年の松岡錠司氏の初監督作品「バタアシ金魚」。Amazonプライムにて。 漫画の映画化&高岡早紀の主演デビュー作なんだね。
すごくおもしろかった。
たまにこういう荒削りな映画いいなと思う。
洗練されてなくて。
でもいいシーンたくさん。
監督のデビュー作だそう。
若い俳優も全然上手くないけど、いい。
積極的なアプローチで付き纏いをするカオル。
うざがられてるけど、怖い感じではないから、明るいストーカーでなんか許される。
乱暴な話し方だけど、調子がよくて憎めない。
バカは強い。図々しさはピカイチ。
カオルのアホ面のアップもいい。
単純で努力家な若者はみんな好きじゃないかな。
時代のせいなのか、ビールを平気で飲むのにびっくり。
おおらかな頃なのを実感。
セリフの不自然さだったり、勢いの良さだったり面白かった。
カオルが気取った話し方するのも変だけど好きになってた。
カオルがシャツをインしてるのは時代かと思ったけど、他の人はシャツインしてなかった。ということは古く見えてたけどただ彼だけダサいスタイルだ。
水泳のエース永井はダサくないし。
浅野忠信も。
バイクの彼女がバイクから降りるとき、カオルのお腹蹴っちゃうのとか、セリフの太極拳とかわらび餅とか所々好きなシーンがある。
たくさんある。
最初の水のかかる量もありすぎるのいい。
バイクの彼女のバイクシーンがかっこいい。
今では言わないセリフも多くて、違和感を感じるけど、そういうのも楽しく感じた。
すべて時代のせいなのか?と思っちゃうけど、わざとずらして面白くしてるとこもあると思う。
わざとずらしてるのか、時代のせいでヘンテコに感じるのかわからなくなってる。
おもしろいけど、なんだこれは。
一瞬だけ太ってるバージョンに他の役者が出てくる。これは真剣なとこだけど驚いて笑った。
今の青春映画ではない、半目で落ち込むシーンとか。目つき悪い顔のアップとかがある。
子供達に役者たちに可愛い顔やかっこいい顔させないのがいい。
突然の大声で、ボリュームがおかしいのはこの映画の特徴で、全然最後まで慣れなかった。(嫌ではないけど変)
ソノコの食べるシーンが意外とよかった。
綺麗に行儀良くではなく、家でリラックスして食べ物に箸をつける。
よくドラマとかのシーンはご飯を少し食べて、おかず少し取ってとかセリフを言うことを意識してるのがわかってつまらないと思ってたから。
他人の家に平気でいるから、あれ、この家の子だっけ?と混乱した。後半で改めて「家族じゃない」って言われてて、この家族良い。
ソノコがモップで頭殴るのびっくりしすぎて笑った。
行動が突拍子もなくて衝撃。そういうの多い。
プールにソノコを押し倒したり沈めたり容赦がないのとかも。
やりすぎで、青春というより笑っちゃうけど嫌いじゃない。
変な感じや今と昔のギャップを私は面白く感じたけど、当時リアルタイムで見た人は下手な映画だと思ったのかどうなんだろう。ここでの評価が低くいので。
上手く作られた毎年出てくる青春映画にはない良さがある。私は楽しめた。
最後の物語の締め方は不器用であっけなく感じた。
制服でプールは青春だけどね。
ある日の放課後、プールサイドのソノコに一目惚れしたカオルは自分がカナヅチにもかかわらず水泳部に入部してしまう。そんないまどき珍しいくらい無邪気な彼にソノコはすっかりあきれてしまうのだった。自分が困ったときだけ接近するガールフレンドのプーを口説いてバイクを借りたカオルは毎朝ソノコを強引に迎えに行く。さらにソノコの母まさえを味方につけ、ちゃっかり家にあがりこんでまさえと冷麦をすすったりしている始末で、ソノコは開いた口がふさがらない。そんなある日、ソノコとの愛の為にオリンピック出場を決意したカオルはスイミングクラブに通い始める。ソノコに認められたい一心で子供たちに混って必死の猛特訓を始めたカオルは、首から金メダルをぶらさげた変なババアのもとで日夜練習に縛られるのだった。そんな時、呼び出されたカオルが河原へ行くと水泳部のエース永井に肩を抱かれたソノコが立っていた。それはソノコの策略で、そんなことにうろたえないカオルだったが水泳部の新人戦で永井に惨敗したカオルは日増しに永井に対する一方的なライバル心が強まってくるのだった。だが、カオルのことで精神的安定を保てなくなり、いつしかヤケ食いをするようになっていたソノコは結果ひどく太って見る影もなくなっていた。そこまで嫌われていたのかと思い込んだカオルはついにソノコの前から去ることを決心する。そしてその時初めて自分自身の為に闘うことの厳しさを感じるのだった。しかしソノコもいつしかそんなカオルに想いを寄せるようになっていた。そして水泳部から去ろうとしているカオルに自分の想いを伝えるのだった。
バタアシ金魚 筒井道隆・高岡早紀主演。松岡錠司監督のデビュー作となる伝説の青春映画。ある日の放課後、カオルはプ…
一人の少女に恋するところから始まる無邪気な少年の青春模様をすがすがしく描く。望月峯太郎原作の同名漫画の映画化で、脚本・監督はPFF'87入選作「字(AZA)」の松岡錠司でこれがデビュー作。撮影は「どついたるねん」の笠松則通がそれぞれ担当。