裏切り続ける円、25年こそ反発とストラテジスト予想-金利差縮小
また、27日も陽線の出現確率がユーロ/円で92%、スイスフラン/円で96%とかなり高く、英ポンド/円は78%、豪ドル/円は73%、ニュージーランドドル/円は77%と、主要な通貨ペアの多くで陽線の出現確率が高い「円安」のアノマリーが確認できます。
みずほ証は来年末130円への円高を予想、野村証やサクソは140円 · 予想以上の米経済堅調やトランプ氏の関税政策はドル高要因に.
12月16日(月)
週明けのドル円は東京朝方から金曜高値を上抜け前週のドル高の流れを継続して始まりました。その後NY市場までは底堅いものの高値圏でのもみあいを続けていましたが、強いサービス業PMI速報値に反応し米長期金利が再び上昇に転じると154.47レベルまで高値を更新、引けにかけて若干押す動きとなりました。
12月17日(火)
ドル円はイベントを前にしたポジション調整が入りやすかったこと、また米長期債利回りがNY市場までは上昇していたものの、弱い経済指標をきっかけに下げに転じたことも重なってNY後場には一時153.16レベルの安値をつけました。引けにかけては153円台半ばを回復したもののイベントを前に上値は重たい引け具合となりました。
*注.2024年の「為替デイリー」はこれが最後になります。年明け最初の更新は1月6日の予定です。
一方で日銀が利上げ路線を継続する結果、日米金利差が縮小に向かうことを主因として、ドル円は円高基調になると見ている。 ..
12月はいくつかの日で円安の傾向が確認できますが、特に注目したいのは26日と27日です。上の表を見ると、26日は豪ドル/円とニュージーランドドル/円で陽線の出現確率が100%と、過去20年間で取引が行われていた日はすべて陽線が出現していたという、非常に強い「円安」アノマリーがあります。
12月18日(水)
FOMCを控えてドル円はじり高となっていました。FOMCは予想通り0.25%利下げとなったものの、併せて発表されたドットプロットでは2025年末の水準が9月FOMC時点よりも0.5%上方修正されたこと、またパウエル議長が今回の利下げはぎりぎりの判断、追加利下げに慎重姿勢とタカ派な発言を行ったことで、10年債利回りは4.5%台まで上昇し、ドル円も154円台後半へと水準を切り上げて引けました。
12月19日(木)
ドル円はFOMCで発表されたドットプロットとパウエル議長会見がタカ派であったことから東京市場は底堅い動きでスタート。日銀会合は予想通り現状維持であったものの、植田総裁が会見で春闘を見てと発言し利上げ時期が後退しているなど全般にハト派な内容であったことから円安が進行しました。会見直後から株高と円安で反応、海外市場に移ってからも円安の流れが続き、NY市場では強い経済指標に反応し米金利上昇、ドル一段高となり高値157.80レベルを見た後に157円台半ばへ押して引けました。
2023年の振り返り:11月にかけて円安進行後、年末にかけては一転して円高に
下の表は、過去20年間における日本円が絡んだ主要な通貨ペアの12月の日足を数えて、日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。確率が高ければ陽線になりやすく、確率が低ければ陰線になりやすい傾向があると考えられます。なお、出現確率は直近10年間の動向に比重を置いた加重平均です。
トランプ次期大統領の経済政策からすると、米金利上昇で米ドル高になりやすいとの声は多い。だからこそ、過去2年の年末年始よりすでに足元でも米金利、米ドルともかなり高くなっている。その上でさらに米金利上昇=米ドル高が続くのか、早々に米ドル安へ転換となるか。当面の方向性が決まるのは早いのではないか。
ドル円 クリスマスで動きが出にくい年末相場(週報12月第4週)
12月20日(金)
ドル円は早朝に157.92レベルと週間高値をわずかに切り上げましたが、その後は週末前のポジション調整と米金利低下の動きも加わって終日ドル売りの流れが続きました。NY市場に入り発表されたPCEデフレータが予想より低かったこともあって、引け間際には155.95レベルまで下げ、156円台前半に戻しての週末クローズとなりました。
注:ポイント要約は編集部
(注)上記表の始値は全て東京午前9時時点のレート。
為替の高値・安値は東京午前9時ーNY午後5時のインターバンクレート。
クリスマスから年末年始にかけての営業スケジュールをご案内申上げます。 ..
という2つの条件を満たしたところで介入は行われてきた(図表3参照)。それを今回に当てはめると、米ドル売り介入が行われるのは、この間の高値161円を超えてきた局面になるが、1)の条件だけなら157円半ばを超えてきたら介入が行われることになる。この観点で見ても、過去2年の年末年始より今回は米ドル買いに慎重さが必要になりそうだ。
1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号
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東京時間12月23日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)155.00-159.00。 ..
FX羅針盤のサービス終了にあたり、これまでのご愛読に心より感謝申し上げます。
私の円とユーロの週報は本日をもって終了となります。到達確率チャートは27日まで更新、年明け以降は規模を縮小し提供を続ける予定です。今後の予定や日々の情報発信についてはX(旧twitter)のをフォローの上でご確認いただけますと幸いです。
ドル円相場は当面円安が継続、年末は153円程度になる見込み ..
これまで日米金利差、米金利について、過去2年の年末年始と今回を比べてみてきた。過去2年の年末年始は、金利差米ドル優位、米金利ともに最近を下回っており、その意味では当然だが米ドル/円の水準も最近を大きく下回っていた。最近は過去2年の年末年始よりかなり米ドル高・円安の水準にあるわけで、このため過去2年の年末年始より米ドル売り介入への警戒感が高い状況にあるだろう。
1 2025年日経平均、年末に4万4,000円も?米景気ソフトランディ… · 6 米利下げ確実、日銀利上げ見送りが濃厚!
以下の表は、過去20年間の米ドルが絡んだ主要通貨ペアにおける、12月の日別の「陽線」の出現確率をまとめたものです。
クリスマスから年末年始にかけての営業スケジュールについて ..
はっきりとした理由はわかりませんが、1年で最後の月となる12月は、為替や株式などの保有ポジションを年末に向けて整理する動きが活発化することも影響していると考えられそうで、注目しておきたいアノマリーです。
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26日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、方向感の乏しい展開か
あくまで2023年以降のレンジを前提にすると、足元の米10年債利回りはレンジの上限に近く、その意味ではさらなる上昇余地は過去2年に比べて限られそうだ。これは、トランプ次期大統領の経済政策が財政赤字を拡大させて金利を上昇させる可能性が高く、その影響もあるだろう。逆に言えば、米金利はすでに過去2年の年末年始水準より高くなっているわけで、さらなる金利上昇を期待した米ドル買いは過去2年より慎重さが必要なのかもしれない。
ドルで底堅く推移する。一方、時間外取引の米株式先物は下げ幅をやや拡大しており、豪ドルやNZドルは対円 ..
これを見ると、12月はまず、1日に陽線の出現確率が英ポンド/米ドルで74%、豪ドル/米ドルで77%、ニュージーランドドル/米ドルで82%と高く、米ドルが基軸通貨(分子側)の米ドル/スイスフランでは7%、米ドル/円で27%と低いことから、「米ドル安」のアノマリーがあります。
裕大 / 執筆現在のドル円レートは1ドル=159円台で推移している(最新のドル円相場 はこちらです) ..
これは、米金利だけで考えた場合、よりそうした印象が強まるかもしれない。2023年以降の米10年債利回りは3.5~5%のレンジ中心に推移してきた。2023年1月の米10年債利回りは一時このレンジを下回っており、2024年1月は4%程度で推移し、やはりレンジの中間点よりは下の水準にあった。これに対して、足元では4.5%程度と、レンジの中間点を上回った水準での推移となっている(図表2参照)。
ドル円相場、下半期大荒れ 1%超の騰落続出 2025年の見通しは?
(時刻表示のあるものは日本時間)
今週注目される経済指標と予定をあげてあります。影響が少ないものはあえて省いています。FRB地区連銀総裁講演の内、2024年FOMCメンバー(ニューヨーク、クリーブランド、リッチモンド、アトランタ、サンフランシスコ)ではない地区連銀総裁はカッコ付で示しました。また、わかりやすさ優先であえて正式呼称で表記していない場合もあります。特に重要度の高いイベントに☆印を付けました。
12月23日(月)
16:00 英国7~9月期GDP改定値
16:00 ドイツ11月輸入物価
22:30 米国11月耐久財受注
24:00 米国12月消費者信頼感
24:00 米国11月新築住宅販売
12月24日(火)
**:** 東京を除く主要市場が休場か短縮取引 ☆
08:50 日銀会合(10月)議事要旨
24:00 米国12月リッチモンド連銀製造業景況指数
【FXドル円】2024年末に来年の相場を大予想! 急落説 ..
また、26日も豪ドル/米ドルとニュージーランドドル/米ドルの陽線の出現確率が90%と高く、米ドル/カナダドルは29%と低いので、「米ドル安」の傾向が確認できます。
【FXドル円】2024年末に来年の相場を大予想! 急落説浮上も来年はドル高に? · Comments1.
これに対して、足元の金利差米ドル優位は3.4%程度と、2023年以降のレンジの中間点に近い(図表1参照)。これまでのレンジを前提に考えると、過去2年よりは金利差米ドル優位の拡大余地は限られ、その意味では米ドル買いも慎重さが必要かもしれない。
FX実践解説、米雇用統計後のドル円「結局は円安」(2024年12月9日
日米金利差、10年債利回り差米ドル優位は、2023年以降3~4%中心のレンジで推移してきた。2023年1月はこのレンジを下回り、2024年1月は3.2%程度だったので、ともにレンジの下限近辺だったという意味では、結果的にみると金利差米ドル優位は拡大する余地が大きく、米ドルは買いやすかったと考えられる。