ルーミーXの見積もりを値引き込みでシミュレーションしてみました。
シミュレーションでは値引きがなかったので、ディーラーに値引き込みの見積書を出してもらいました。
営業マンは交渉してこないお客さんには、大きな値引き額を提示することはありません。
表の車両値引き+ディーラーオプション値引きの2つが、通常の値引き額合計となります。
値引き交渉で20万円以上は引き出せていますが契約になればさらに値引き額を上乗せできそうでした。
この記事で、ルーミーの値引き交渉に関する全てを網羅してまとめています。
この時点で値引き交渉ステップの半分くらいで、ここからより踏み込んだ話し合いへ持ち込みましょう。
ダイハツトールはトヨタやスバルにもOEM供給されており、値引きを拡大せるにはこれらを競合させる。
今月から過去1年間に遡って、値引き相場のデータをまとめました。
値引きできる金額を知っているといないでは、その後の交渉のしやすさに雲泥の差が開きます。
営業マンと話す時も自信を持って話せるようになるので、最初にこの目標値引き額を意識してください。
今月から過去1年間に遡って、値引き相場のデータをまとめました。
まず今月時点の最新の限界値引き額を知った上で、記事を読み進めてください。
値引きはオプションからの値引きがないので、ここからさらに値引き額の上乗せも期待できるでしょう。
値引き合格ラインを達成できれば、トール Gターボの乗り出し価格はです!
表の車両値引き+ディーラーオプション値引きの2つが、通常の値引き額合計となります。
で見積り、支払い総額から値引きした額です。グレードは人気のカスタムGの2WD。
この時点で値引き交渉ステップの半分くらいで、ここからより踏み込んだ話し合いへ持ち込みましょう。
トールはルーミーのOEM元の車なので、ダイハツですがルーミーと同じ車です。
【プロローグ】 奥さんの愛車タントカスタムを購入してから14年が経ちました。走行距離こそ4万8000kmと少ないですが、近ごろ、なんだか変な音が聞こえてきます。
X「この音、やばいよな」
妻「だよね」
X「修理に出すとけっこうカネかかるかも。そろそろ買い替えたほうが利口だな」
妻「やっぱ、そうだよね」
X「買い替えるなら今でしょ! 4月から長女と長男が進学するからこの先大きな買い物は厳しくなるよな」
妻「じゃ、X氏に応募してみてよ。採用なら思い切って買い替えることにしようよ」
X「よっしゃ!」
すぐさま熱い思いを書いて応募したら、見事に採用! 1年半前、自分のヴェルファイアを買ったときに続いて2度目のX氏が決定しました。
本命はルーミー。主に通勤の足として使用するクルマなのですが、奥さんいわく「オプションを盛り盛りにして自分好みに変えたい!」。
事前に電卓を叩いてみたら、総額250万円は楽勝に超えてしまいました。予算は200万円なので高過ぎる!
かといって、買い替えが決まってルンルン気分の奥さんに「オプション、禁止!」とは言えません。ここはひとつ趣味は値引き交渉の自分が頑張るしかありません(笑)。
【11月28日(日)】 電話で予約してからスズキへ。担当についたのは女性セールスさん。
ソリオとスペーシアの両方とも試乗。ステアリングを握ったのはもちろん奥さんです。
試乗後、商談開始。
X「なるべく安く買いたいので、付属品はナビとフロアマット、サイドバイザーの必要最低限に絞ります」
セ「わかりました。値引きはソリオが10万円、スペーシアカスタムが5万円です」
X「ソリオは支払い総額239万円になってますね……完全に予算オーバーです。メンテナンスパック(6万円)が計上されているのでこれを削っても230万円を超えてしまいます。なんとか200万円に近づけてもらえませんか?」
セ「え、200万円ですか」
X「ルーミーも有力候補に挙がっているんですが、僕としてはソリオに頑張ってもらいたいと思っているんです」
セ「トヨタと競合ですか……ちょっと相談させてください」
しばらくして戻ってきた。
セ「スペーシアは上乗せできませんが、ソリオは5万円アップの15万円引きにします」
X「……う~ん……」
セ「決めていただけるなら225万円にはできると思いますが、このあたりが限界です」
逆算すると、値引きは約18万円。これではまったく買う気になりません。
なお、損得勘定をわかりやすくするため当初は「下取り車なし」でいきます。また“オプション盛り盛り”も「商談が煮詰まってから持ち出す」作戦を採ることにします。
次の店へ向かう途中、
X「どっちにするの? 軽? それともコンパクトカー?」
妻「やっぱりコンパクトカー! 乗り心地が全然違うからね」
この時点で、早くも軽自動車は脱落。今後はルーミーとトール、ソリオの3車に絞って交渉することにします。
ダイハツに到着。トールに試乗したあと、商談をスタート。
セ「車両本体の値引きは無理なんですが、只今、キャンペーンをしてましてディーラーオプション8万円分が無料になるんです。でも、お客様の場合、オプションを7万円分しか付けていないので値引きは7万円ってことになります。さらに端数を切って支払い総額は219万円、これでどうですか?」
X「完全に予算オーバーです」
セ「ディーラーオプションが少なく、下取り車もなしってことになるとこれ以上の上乗せはできないんです」
なんだかセールスさんのノリがよくない。深追いはしないで引き上げることにしました。ダイハツは渋いと聞いていましたが、想像以上でした。
ソリオに試乗したあと「ルーミーしか眼中になし!」という感じだった奥さんの気持ちが大きく揺らいでいます。乗り心地と内装の質感は「ソリオのほうがいい!」とのこと。いつもなら初志貫徹なのですが、めずらしく悩んでいます。
トールもその例にもれず、ので、トールの限界値引き達成のチャンスとなります。
トールの新車本体価格は約205万円、値引きなしの乗り出し価格はとなりました!値引きを含んだ乗り出し価格は下で紹介しています。
一番大事なことは、トールが一体どれくらいまで値引きできるのか?ということです。
値引きできる金額を知っているといないでは、その後の交渉のしやすさに雲泥の差が開きます。
「この価格で(=14~20万円程度の値引き)、いかがでしょう?」
新車価格はトールとほぼ同一ということを考えると排気量が大きいことはソリオのアドバンテージとなっており、この点を強調して値引き拡大を目指す。
一番大事なことは、ルーミーが一体どれくらいまで値引きできるのか?ということです。
【12月5日(日)】 自分一人でトヨタA店へ。ルーミーの値引きなしの総額は約226万円。
セ「私が出せる限界は15万円引きです。なので、支払い総額は211万円になります」
X「実は、奥さんが『ルーミーか、ソリオか?』で悩んでます。どちらにするかは値段しだいなので頑張ってください」
セ「相手はやっぱりソリオですか……わかりました! 年内に決めていただけるなら支払い総額を205万円……いや、思い切って200万円にします!」
たったひと言で11万円も下がった! だから値引き交渉はやめられません(笑)。
これで200万円に到達しましたが、奥さんが希望する“オプション盛り盛り”にしなければならないので、この程度で満足はしていられません。
セ「奥様によろしくお伝えください。決めていただけるなら、まだ頑張らせてもらいます」
その足で経営の違うトヨタB店に向かいます。担当セールスさんはとても丁寧で親切。こういう人は期待できます。
セ「Xさん、支払い総額を200万円にしましょう!」
いきなり約28万円引き! やはり期待通りの人でした。
セ「ところで、今日乗って来られたヴェルファイアはどこで買われたんですか?」
X「トヨタC店です」
セ「だったら、C店にも行きますよね?」
X「ルーミーが本命になれば行くと思いますよ。今はソリオと悩んでるんで、どうなるかわかんないですけど……」
セ「ルーミーが本命になったら、うちに後出しさせてもらえないですか? 私は最後まであきらめませんから」(笑)
X「いますぐ限界を出してくれませんか? でないと、奥さんはソリオを選んじゃうかも」
セ「Xさん、奥の手は取っておかせてください」(笑)
我が家に戻って、奥さんに今日の結果報告をしました。
妻「トヨタはかなり安くなりそうね。ソリオは225万円で限界みたいなこと言ってたから、やっぱりルーミーかな。兄弟車のトールもあるけど……」
X「ダイハツは1社しかないので厳しいけど、トヨタは近くに4社あるので同士討ちに持ち込めばまだまだいけるよ」
妻「じゃ、見た目と値段を優先してルーミーの勝ち!」
【12月12日(日)】 夕方、夫婦揃ってトヨタD店へ。
妻「ねえねえ、あのクルマ、カッコいいね」
X「ん? どれのこと?」
妻「あの黒のクルマ!」
セ「あっ、ライズですね。いま人気のSUVです」
妻「あれもいいな♪」
X「マジで言ってんの?」
妻「マジ!」
なんだが雲行きがおかしくなってきました。妻の瞳に♡が浮かんでいます。自分はSUVが好きなので、反対はしませんけど……問題は値段です。
セ「では、ライズも見積り出しますか?」
X「お願いします。ハイブリッドは高すぎて無理なので、ガソリンのZでお願いします」
どちらも10万円引きで、ルーミーの支払い総額は216万円、ライズは225万円。
セ「お時間をいただければ、上司に相談してきます」
X「いくらでも待ちますよ」
こっちも相談です。
X「ライズみたいな形は好きじゃないと思ってたけど?」
妻「カッコいい! モデリスタのエアロ付けたらキマるよね」
X「めちゃ高くなるぞ」
妻「得意の値引き交渉でなんとかしてくれるんでしょ」(笑)
セールスさんが戻る。
セ「お待たせしました。ルーミーは210万円、ライズは205万円にします」
逆算するとルーミーは値引き 16万円、ライズは……おおっ、値引き30万円!
3日目の交渉を終了。
トールの値引き交渉可能な金額を知ったら、次は他メーカーとの競合です。
まず今月時点の最新の限界値引き額を知った上で、記事を読み進めてください。
また、オプションの場合は値引き以外に、無料サービスという要素もあります。
営業マンと話す時も自信を持って話せるようになるので、最初にこの目標値引き額を意識してください。